数日前にポータブルSSDが気になっている記事を書きましたが、今日はその記事の続きです。
ポータブルSSDはポータブルHDDの延長線上にあるので、2.5インチドライブを内蔵している製品が一般的かつイメージしやすい製品なのですが、よく考えると2.5インチドライブでなくてもいいじゃないか、ということに気づきました。
今日はこの点についてさらに考えが発展した可搬記憶媒体についてご報告します。
話は、ここから続いてきています。
mSATAやM.2を利用するとよさそう
結論から言うと、M.2 SATAのSSDをケースにいれてポータブルSSD化するのがいいのじゃないか?と思ったのです。
で、そのM.2のSSDは先月の月末に新発売したWESTERN DIGITAL製のSSDを選択する、という方法。
バッファローのような周辺機器メーカのポータブルSSD(完成品)を買ってもそれなりの価格はしますので、これでも特別高価になるわけではありません。
むしろSSDが500GBで1万円台なら安い方かもしれないと思えるくらいの価格、ケースを選べば2万円以内のご予算でケースも買えてしまいます。
まだケースは選んでいませんけど、そんなに高級なケースじゃなくてもUSB3.0、ないしUSB3.1ならOKくらいの温度感ですね。
こうすると何がいいか
こうすると何がいいかというと、Acronis True Image WD Editionが使える、というのが一番のメリットです。
■Acronis True Image WD Editionソフトウェア
http://support.wdc.com/downloads.aspx?p=119&lang=jp
つまり容量が大きくなりがちなイメージデータを収集するときにでも、書き出すスピードが速いSSDでいったんOSイメージを収集して、後でゆっくりとハードディスクに書き出す、ということができます。で、このOSイメージを取得するためにWDのM.2 SSDを接続すれば無料のAcronis True Image WD Editionがどのメーカの内蔵ドライブを利用していたとしても使えるようになる、ということです。
しかも、そもそもOSをインストールして使う内蔵ドライブとして設計された製品なので、Windows Enterprise EditionがあればWindows To Goにも使えるパフォーマンスを備えた外付けドライブになります。要するにWindows Enterpriseエディションのライセンスがあれば、あとはこれ一本用意してやればWindows To Goで自分の環境をポータブル化することもできます。うーん、なかなか興味深いなぁ。評価版でWindows10のEnterpriseを使ってやってみたいなぁ。
USBメモリのようにWindows To Goの快適な動作が保証されているかどうかを一生懸命に調べなくてもよい、という点がこの方法のポイントになりますね。
しかも通常の使用用途となるデータの持ち運びのための読み書きも速いし、容量も確保できます。いざとなったらM.2 SSDを取り出してPCに取り付けて緊急のOS環境を用意する、という具合に予備ストレージとしても使えます。
と、なると、USB3.0のケースが気になるところですね。気が向いたらちょっと調べてみようかなと思っています。