今日は久々の三連休、休日だからちょっといつもと毛色が違う話。
ちょっとした世間話です。内容はほとんど無いような気も…。
nasneの生産終了というニュースを見た
我が家ではnasneを便利に利用しています。
安価なレコーダーとしてのみならず、MP3を集約してBRAVIA(テレビ)などのDLNAクライアントから再生できることもあって、昔でいえばCDコンポのような機能もnasneが果たしてくれています。
これが壊れたら、もう大変。ソロソロ購入から時間も経っていることもあって予備も欲しいかな…、と思っていたところに、「nasne 出荷終了」というニュースが去る6月25日に飛び込んで来ました。
「困る」……名機「nasne」出荷終了にユーザー嘆き、後継機も「予定なし」 - ITmedia NEWS
エェェ…、そんな…、これ、もしかして予備を買うならお早めに、って感じです。
<追記:>
この記事の2019年7月15日現在で出荷が終了したnasneは、2021年の上半期にBuffaloから復活、再度販売されることが発表されました。
nasneを気に入っているユーザにとっては楽しみなニュースです。
<追記ここまで>
しかし…、nasneとてもいい製品でしたよ。安価で手軽なテレビ番組録画機能に加えて、NASとしてWindowsPCからファイル共有もできましたし。
なんでこんなイイ製品が市場から消えることになるんだろう。ふと疑問に思いました。
前述のURLでは、本体とアプリの買い切り/売り切りで継続課金のサービスがないにもかかわらず、アプリの管理や維持(定期的なバージョンアップなど)にはコストが掛かることになります。nasneって外出先からスマートフォンのアプリを経由して録画予約するような機能もあるので、サーバやネットワークインフラの維持管理にもコストが掛かっていることは予想できます。
この辺のコストが買い切り/売り切りのnasneで提供し続けるには難しかったのかなぁ、と考えられているようです。イイ製品なのにこのまま消えてしまうと言うのはもったいない。
やっぱり、コンシューマ相手の商売ってのは難しいもんだなぁ、と改めて思う出来事。
サブスクリプションじゃないと利益が出ないの?
最近思うのがこの「サブスクリプション」です。要するに月額課金型のサービスじゃないと(あるいは月額課金型のサービスが絡めてないと)サービスが立ちゆかなくなり、製品も終了してしまう、という終わり方。
nasneもこのサブスクリプション方式で課金(というかコストの回収というか)ができてなかった故の終了という見方をしているニュースを見掛けます。
映像や音楽配信などのコンテンツ販売では既に主流となっていますし、車までサブスクリプション方式がCMでアピールされるくらいの最近、「なんでもサブスクリプション方式で課金できないと継続的なサービスはできない」という構造になっているなぁ、と。もう高機能なウォークマンをリリースしてるだけじゃやっていけない世の中なのね。
時代の流れとはいえ、買い切り/売り切りでもいいのになぁと思うモノもあるのですが、いま享受している便利を継続するにはどこかで企業はコストを回収しなきゃいけないんだろうな、となんとなく理解できる部分もあって、一消費者としてはなんだか複雑な気分です。
最近海外メーカの方が元気
最近のデジタルデバイスって海外メーカじゃないと…となる場面が多く、国産メーカの使い心地の良さが気に入っている人間からするとなんか寂しい状況です。
気づけば、スマートフォンはarrows、Xperiaしか無くなって(AQUOSは親会社が海外メーカなので入れるか微妙)いますし、モバイルWi-Fiルータに至ってはAterm以外の選択肢はなくなっています。
昔(FOMAくらいの昔)はドコモのラインナップで言えば、D/F/N/P/SH/SOと新機種登場のたびに六種類以上は選択肢が存在していたものですが、今はこんなに選択肢がないなぁ、としみじみ時間の流れを感じています。
ニュースを見れば日本メーカの製品が赤字で存続の危機、みたいな不景気なニュースしか見掛けないような状況ではありますが、なんとかファンのために頑張って収益が出る魅力的な製品を世の中に送り出してもらいたいなぁと思ったnasne終了のニュースでした。