前回<2018年9月Windows Update⇒問題なさげ? - treedown’s Report>のWindows Updateの追記みたいな記事。
LTSB環境にKB4091664というのが追加でやってきた模様なのでご報告。
LTSBの話なのでWindows Server 2016に主に関係しそうな話です。
9月14日に再びWUが動作
Windows10 LTSB 2016を利用している環境で、突然Windows Updateが再起動を要求してきました。
最初は「あれ?もう今月分の定例は終わっているはずなんだけど…。」と思いましたが、更新プログラムの履歴を見てみると何やら一つの更新プログラムが適用されている表示があります。
手持ちのLTSB環境では14日に「2018-09 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 更新プログラム (KB4091664)」という更新プログラムの適用が動作しました。
どうやらLTSB 2016=バージョン1607(とWindows Server 2016)に送り込まれるIntel Spectre Variant 2関連の更新プログラムらしい。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4091664/kb4091664-intel-microcode-updates
でも、これって今月じゃなかったような気が…。
ちょっと調べてみると
この辺の話って今年(2018年)5月の話題で出てきています。
【セキュリティ ニュース】MS、「Windows 10」向けに脆弱性「Spectre」の緩和プログラム(1ページ目 / 全1ページ):Security NEXT
リンクの記事はWindows10向けにMeltdownやSpectreの脆弱性緩和策として配信された更新プログラムを取り上げた記事で、KB4078407の公開とともに、KB4091666がリリースされた話題、加えてこの更新はWin10の1709ならKB409007だし、1703ではKB4091663で配信されるらしい。Anniversary Updateと呼ばれる、バージョン1607ではKB4091664が配信されている、とされています。今回LTSB 2016なのでバージョンが1607、合致します。
ですが、この適用、どうやら更新プログラムが適用されていなかったわけではなく、5月に適用されたKB4091664が2018年9月13日に更新があった模様。
そう思ったのは、Microsoft Update カタログでも
https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4091664
タイムスタンプは5月21日もありますが、よく見ると半数は9月13日になっています。
Windows Server 2016とWindows10(概ねLTSB用)向けの
- 2018-09 x64 ベース システム用 Windows Server 2016 更新プログラム (KB4091664)
- 2018-09 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 更新プログラム (KB4091664)
- 2018-09 x86 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 更新プログラム (KB4091664)
の三点が最終更新日時2018年9月13日となっており、同じKB4091664でも2018年5月21日のものと二種類存在していることが分かります。
なにか追加や修正があったのかなぁ。