今日は社内のプリンタの自動配布について、思ったことをご報告します。
何を思ったかというと、「他の企業ではどうやっているんだろう?」という素朴な疑問です。
最近当方では
最近資源配布ソリューションを使うことが多い傾向です。PalletControlという製品を使っていまして、これならサイレントでプリンタ追加もプリンタ削除も自由自在にできますので重宝しております。ユーザが朝Windowsにログオンすれば、新しいプリンタは無言で(バックグラウンドで)インストールまで完了させれますし、要らなくなった古いプリンタは無言で(バックグラウンドで)アンインストールまで完了しフッと削除させることができます。便利。
残念ながらインストールしたプリンタの印刷設定までをカスタマイズしてプリンタオブジェクトを生成する、という芸当までは簡単にできないんで、ちょっと残念なのですが。
企業のプリンタ、と言う存在
企業内ではプリンタと言えば複合機、という認識で使われているイメージです。結構どの会社でもコピー・FAXにLANケーブルが接続されていて(ないし無線LANが設定されていて)IPが割り振られておりネットワークプリンタとしても動作している、という形態でプリンタの利用をしているケースが多いのではないでしょうか。
ペーパレスが流行しているとはいえ、やはり日本の商習慣では紙面による提出が要求される場面にも結構出くわします。PDFで送付したとしても「紙はまだですかね?」なんて質問されることだってザラにございます。
ペーパレス・データ化の推進という言葉は取引先によりけりで温度感はかなり違うことが実感できる今日この頃です。業界の慣習というのにも影響を受けるように思えます。
そんなこんなで、ペーパレスがこれだけ流行っていたとしても企業内に設置されているプリンタはは全撤廃に程遠い機器と言えます。(私の周囲だけかもしれませんが)
そのプリンタをどう展開するか
そんな企業と切っても切れないプリンタというデバイスですが、どうやってクライアントであるユーザのパソコン一台一台に展開しているのか?という点がちょっと興味出てきました。
私が主に見てきた環境としては、Windows Serverでプリンタ共有しActive Directory内で展開(グループポリシーやVBスクリプトなど)という方式と、冒頭のPalletControlのような資源配布ソリューションを利用するパターンの二種類です。
Active Directory内で共有プリンタとして展開する場合にはActive Directory内にWindows ServerをOSとしてプリンタサーバを構築し、プリンタサーバで共有しているネットワークプリンタを展開することになります。実際プリンタ設定(印刷設定)をプリンタサーバで一括して全クライアントパソコンのプリンタ設定として統一できるので、大規模なインフラ環境ではこれが一番管理がやりやすくユーザの要望に応えやすい、というのが経験則です。
ただ、わざわざWindows Serverを用意してプリンタサーバを構築、となるとそれなりの規模のインフラでなければメリットがあまり享受できないこともあります。特にActive Directory不要な規模のインフラやプリンタサーバを設置するほどの余裕がない場合には、資源配布ソリューションを利用して、パソコンのローカルプリンタとして設定するほうが、手間もお金も妥当に思えます。
社内の全クライアントパソコンに一台は展開するはずのプリンタ、ですがこのプリンタを展開する方法はActive Directory&グループポリシーかサードパーティーの資源配布ソリューションを使うくらいしか選択肢がない、ということはないもんでしょうか?つまりActive Directoryがなくて資源配布ソリューションもない場合には、パソコン一台一台に設定して回らなきゃいけない?と思ったんです。
でも、そんな前時代的なことをやっている、というのはちょっとイメージがつかなくて、もしかすると私が知らないだけで、もっと使いやすくて当たり前の方法で世の中の企業ではプリンタを展開しているんでしょうか?
だとするとちょっと知りたいなぁ、と思いました。
あなたの会社でクライアントパソコン全台にプリンタをインストールするときに、どのような方法で実施していますか?差し支えなければコメント欄ででも教えてくださいね。