Windowsの設定一つで動きが変わることを体験したのでご報告です。
今回はWindows Update自動更新後の再起動に発生する事象を動作確認しました。
現象と環境
2025年11月か12月くらいからWindows Updateで夜間に再起動したWindowsPCに接続されている(USB接続の)外付けHDDが3台中1台だけこの再起動で認識しなくなる現象が起きていました。
12月のWindows Update後と1月分のWindows Updateの直後に2ヵ月連続で発生したので、おそらく何かしら対処が必要なのだという結論になりました。
ただ、再起動後に認識しなくなる外付けHDDは、USBケーブルの抜き差しで復旧するので故障ではないという切り分けはできています。
また、11月か12月より以前には、Windows Updateの再起動後でも認識していましたが、その後のWindows Update後の起動に何か問題があると思っています。
該当のPCではロジテックLHR-4BNHUCとラトックシステムRS-EC32-U3RWSZA×2台が接続されていて、再起動時に認識してこないのはロジテックLHR-4BNHUCだけです。
該当のPCのOSはWindows10 LTSC 2019です。ハードウェアはLenovo ThinkCentre(10A8A05P00)で、このPCは夜間にバックアップを取得するために常時起動させています。
疑ったことと調査対象
Windowsの再起動時にUSB接続機器が認識しなくなるという動作から、確認しようと思ったチェックポイントを洗い出してみました。
- 高速スタートアップの有効/無効
- USB関連の省電力機能(デバイスマネージャーor電源オプション)
この三点をそれぞれ確認していくようにします。
高速スタートアップ
高速スタートアップの設定箇所を確認しました。
「コントロールパネル」⇒「電源オプション」⇒「電源ボタンの動作を選択する」から、以下の画面で確認します。

この設定は以前に無効化していたので、チェックはオフになっていました。そのまま維持します。
USBの省電力機能(電源オプション)
同じ画面(電源オプションの画面)でUSBの省電力機能を確認していきます。
画面から、現在選択中の電源プランの「プラン設定の変更」をクリック。

クリック後の画面から「詳細な電源設定の変更」をクリックして、

以下のような詳細設定画面を開きます。

この画面から、「USB設定」の箇所を開いて、

「USB のセレクティブ サスペンドの設定」が「有効」だったので「無効」に変更しました。
ちなみに今回は関係ないと思いますが、デバイスによっては、

ここの「PCI Express」配下の「リンク状態の電源管理」も「オフ」にしておいた方が、よりいいかも。
USBルートハブの省電力機能
デバイスマネージャーからシステムボードのUSBポートに適用される省電力設定を確認します。
デバイスマネージャー(devmgmt.msc)を起動して、(今回はわかりやすくするために「接続順」に表示を変更して対象のHDDが接続されている箇所を探し出したあと)USBルートハブ(USB 3.0)を右クリック。

プロパティ画面で

「電力の節約のために、コンピュータでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックが外してあることを確認しました。
これでWindows Updateの日を待つ
ちなみに、ちょっと記載したこのPCの使用方法ですが、該当のThinkCentreはバックアップサーバ(夜間にバックアップジョブの自動実行)に使っています。
このため、「Windows Updateは自動適用に任せる⇒自動的に再起動される」、という動きをしています。(人手を介在させていません)
このため、気づくのはバックアップジョブの実行結果のログで「バックアップ先が存在しない」というエラーログで判明しています。そのタイミングがWindows Updateの翌日のバックアップログなので、Windows Updateで再起動した際のOS起動でUSBドライブが認識していないと考えました。
Windows Updateが直接関係しているかは不明ですが、Windows Update時の自動的な再起動で発生しているため翌日にUSBケーブルを抜き差しする必要があったのはひと手間でした。
そして2月のWindows Updateの翌日に確認したところ、2ヵ月ほど発生していたUSBハードディスクの認識不良は発生しておらず、再起動後にも問題なくマウントされていました。
後日確認
後日確認したのですが、デバイスマネージャーから設定した「電力の節約のために、コンピュータでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックが有効か無効かは特に動作に影響していませんでした。
今回の事例では、USBの省電力機能(電源オプション)から設定した「USB設定」⇒「USB のセレクティブ サスペンドの設定」の「無効化」が効いたということが分かりました。(これが有効になっていると、今回問題となった再起動時にUSB接続の外付けHDDが認識せずOSが起動してくるという症状だったようです。
と、いうことで、今回「USB のセレクティブ サスペンドの設定」一つで、このような動作をしていたという結論になりました。設定一つでこうも変わるのかと学んだ出来事でした。