アラート用にメールリレーを動作させていたPostfix環境に変更が必要になりましたのでご報告です。
今回リレー先を変更する必要が出てきました。
sendgridの無料プラン終了の報を受ける
タイトル「Your Sendgrid Plan Retires in 60 Days - Learn How to Keep Sending」というメールをsendgridから受信して、現状無料プランで利用させてもらっているsendgridの終了連絡を受けました。

「We’ll soon be retiring the Free Email API and Free Marketing Campaigns plans. 」
(無料メールAPIプランと無料マーケティングキャンペーンプランはまもなく終了します。)
と
「You’ll have full access to your current features for the next 60 days– including your sending limits, templates, contact management, and automation tools.」
(今後60日間は、送信制限、テンプレート、連絡先管理、自動化ツールなど、現在の機能をすべてご利用いただけます。)
と記載があって、60日間が移行期間として設定されているようです。
OCNメールでリレー
そこで手持ちで契約しているOCNメールを使ってsendgridの代替とすることにしました。
ただ、以前から何回かテストを実施していたのですが、何度も失敗していました。
ただ、今回、やりたいことを実施されている方が記事にされていたので、それを参考にして成功することができました。
■参考にしたWebサイト:
有用な記事をありがとうございます。
参考にした上記URLの記事をよく読んで自分の環境を確認していったところ、どうやら以前に失敗した理由はSTARTTLSあたりの設定と「smtp_tls_CAfile」オプションで指定する.crtファイルが要因のようでした。
証明書.crtファイル
参考にさせていただいた記事ではCentOS/Almalinuxの環境ですが、当方で設定しようとしたPostfixはDebian GNU/Linuxのため「smtp_tls_CAfile」オプションで指定する.crtファイルはパスとファイル名が異なります。(最初ファイルが見つからずいろいろ探し回りました。)
探してみたところ、「/etc/pki/tls/certs/ca-bundle.crt」はRedHat系のOSで用意されているパスとファイルで、Debianではこのパスが存在しませんでした。
探してみたところ、
/etc/ssl/certs/ca-certificates.crt
がca-bundle.crtに該当するファイルのようです。今回はDebianのPostfixなのでこれを設定ファイルに記載して設定を実施してみました。
まとめ中
現在証明書.crtファイルを使ってメールリレーが動作するところまでは確認できました。次回までに設定と試した時のログ確認をまとめておくようにします。