treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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SSDが稼働時間で突然使えなくなることがあるらしい

お盆休み明け初日ということもあって、セキュリティ関連の話題が熱くならないか気になるところですが、それ以外のニュースで気になることがあったのでご報告です。
SSDの寿命で気になる話題がありました。

システムドライブはSSD

SSDはシステムドライブとして確固たる地位を築き上げました。MicrosoftがWindows11搭載PCには内蔵ストレージとしてSSDをを搭載しシステムドライブとするようにPCメーカに要望しているくらいです。

個人的には、なんでHDDかなぁ…SSDならなぁ…という構成のPCはよく見掛けるので、Windows11搭載PCのストレージがSSDで統一されるのは歓迎なのですが、そのSSDはHDDより寿命の問題が取り沙汰されることが多いストレージとなります。

気になったのは

気になった記事はコチラ。

■○○時間で突然死する「SSDタイマー」の恐怖:673rd Lap
https://kn.itmedia.co.jp/kn/articles/2208/12/news036.html#utm_medium=email&utm_source=kn-weekend&utm_campaign=20220812

詳しくは記事を読むとして、ざっくりと気になった点を書き出してみました

  • SSD寿命はデータ書き換えより時間(使用時間?)という話題
  • 4万時間を超えると使用不能になるSSDがあるらしい
  • 上記使用不能になるSSDはSSDコントローラに原因がある
  • 特定のSSDコントローラを使用したSSDではメーカ問わず起きる
  • 一部SSDメーカではこの問題を修正したファームウェアを提供しているらしい。
  • SSD駆動時間はS.M.A.R.T.情報を参照することで可能
  • ただし(ここ重要)この問題は企業向けSSD製品の話で、コンシューマ向けでは該当しない可能性が高い
  • 心配な人は現在使用中のSSD使用時間の確認と、メーカから新ファームウェアが提供されていないかを確認しておいた方がいい

記事で挙げられているのはCiscoとHPのファームウェアが提供されている、と二つのメーカからファームウェアを報じています。その他は特に記載がありませんでした。

ポイント1:メーカのリリース確認

まずはこの問題、SSDのメーカからファームウェアがリリースしているかどうかがポイントになりそうです。記事でもファームウェアのリリースによってこの問題が広く知れ渡ったような感じでした。

ファームウェアがリリースされていれば、そのファームウェアのドキュメントを読めば、この4万時間で使用不能問題について触れているかも。

ポイント2:稼働時間を確認

データの書き換えバイト数と関係なく「稼働時間4万時間で使用不能になる」ということで、今の稼働時間がどれくらいにまで到達しているのかは気になるところです。

記事でも言われているように、24時間365日稼働のOSで使われているSSDなら4年半で寿命を迎えてしまうことになります。
個人的に使っているのは、24時間365日で稼働するHyper-Vのボリュームで使っているSSDがこの影響を受けると思いました。早速調べてみます。

考えたこと

個人的にSSDの故障って数えるほどしか遭遇していません。基本的に24時間稼働のHyper-Vで使っていたSSDが2台ほど、5年超くらいの時期に次々故障したということはありましたが、それも不良セクタの発生であり、今回報じられたような突然使用不能になる(≓SSDコントローラの障害)ような症状ではありませんでした。

それ以外でSSD認識しなくなる系の故障に出会ったこともありますが、24時間稼働しているようなPCではなく、通常のPCユーザが使うような使い方のPCでした。

ただ、それでもSSD故障に対する予防保守を考える手もありますし、SSDの稼働時間が4万時間=4年半超えたところでバックアップを手厚くしておく、というのも転ばぬ先の杖としては有効かもしれません。

ひとまず現状把握をしておくことにしました。

稼働時間を調べてみた

さっそく使用時間が長いものを選んで、CrystalDiskInfoで調べてみました。

メインPC


毎日電源を入れたり切ったりしてWindows10のOffice入りで使っている作業用PCのSSDです。通常のPCの使用法で使い込んだSSDの状態といえます。
電源投入回数が多く、使用時間も30000時間に届きそうなところまできています。

Hyper-Vのゲスト用に使用してたSSD(いまは予備用)


一方でHyper-V Server(クライアントHyper-Vも含め)で利用しているSSDは基本的に24時間365日稼働しっぱなしです。電源投入回数が二桁なのに稼働時間は32133時間まで到達しています。こっちはいくつかワケあって交換後に予備機として保管しているSSD。

Hyper-Vのゲスト用に使用しているSSD-その2


こっちはWindows10のクライアントHyper-Vで稼働するゲストボリュームを用意しているUSB3.0外付けHDDケースでRAID1(ミラーリング)しているSSD。
使用時間は24469時間、まずまずですが、4万時間までまだ半分、まだまだこれから。

Hyper-Vのゲスト用に使用しているSSD-その3


前述の「ワケあって交換」したSSDの交換後の方。3081時間とまだまだこれからです。30000時間で交換することになったのでここから四年半くらい持つならまだまだ。(壊れるということが決まっているわけじゃないですけど)

サーバっぽくWindowsを使用中のSSD


サーバなので稼働時間の割りに電源投入回数が少ないのですが、起動しっぱなしでWindows Updateの時くらいしか再起動しないためHyper-Vのゲスト用として使っているSSDとにたような感じになっています。

RAID1でも安心できない?(かも)

SSDが4万時間で突然使用不能になる、ということが本当にあるとしたら、RAID1で使用しているSSDのペアも(RAID1は基本的に同じメーカ、同じ機器を同じ期間使用することから)両方突然使えなくなってしまう、ということもあるのかもしれない、と思うとなんか不安になってきました。

とはいえ、不安になっただけで現状ですぐに何か起きるわけでもないし、実害を被ったわけでもないのでまだどこかピンとこないところはありますが、2019年に突然いろいろな手持ちの機器が故障していったときのことを考えると、重要なシステムに使っているSSDについては4万時間を目安にして予防保守的に交換する、という考え方をしても良いのかなという感じはしてきました。