思えば早い今年最後のWindows Update。
これ以降オプションの更新もリリース予定がないため、2021年最後のWindows Updateとなるせいか、更新自体も少なめの感じがします。解決して欲しい問題がいくつかあるんだけどなぁ…。
悪意のあるソフトウェアの削除ツール
OS共通の更新プログラム。
悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 - v5.96 (KB890830)
全環境で適用されます。
Windows10
手持ちの21H1環境で確認。
月例更新はOSの累積更新だけでした。
- 2021-12 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 21H1 の累積更新プログラム (KB5008212)
LTSC(LTSB)1607では、
- 2021-12 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 の累積更新プログラム (KB5008207)
Office以外ではOSの月例累積更新となるアップデートのみでした。
Windows8.1
残り一年くらいとなったWindows8.1。
- 2021-12 x64 ベース システム用 Windows 8.1 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB5008263)
Windows10同様、OS更新プログラムが一つだけ。
Windows11
Windows11、テスト用環境での更新プログラム。
- 2021-12 x64 ベース システム用 Windows 11 の累積更新プログラム (KB5008215)
余談ですが、更新を適用後の再起動で、「更新しています」の画面が従来「あなたはそこに」となっている表示
現在のWindows11(「Windows 11 Insider Preview」Build 22463)では修正されたようです。
製品版にも来るかなと思っていましたが、適用時に別のことをやっていたら見逃してしまいました。
サービススタック更新プログラム
11月にはなかったSSUの更新の確認。
https://msrc.microsoft.com/update-guide/vulnerability/ADV990001
更新履歴が10月から動きがないので、今月も更新はなさそう。
継続:共有プリンタ脆弱性と既知の問題
プリンタサーバで共有されたプリンタオブジェクトに接続時、以下のようなエラーが発生する事案。
0x000006e4 (RPC_S_CANNOT_SUPPORT) / 0x0000007c (ERROR_INVALID_LEVEL) / 0x00000709 (ERROR_INVALID_PRINTER_NAME)
回避策はWindowsファイアウォールでのポート開放でしたが、この修正プログラムが11月23日のプレビューパッチ公開で修正されたようです。と、いうことは今月の更新プログラムに含まれているということに。
ただ、この問題って、9月の更新プログラムで発生したプリンタサーバで共有するプリンタに接続できなくなる件とはまた別件ということのよう。