treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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続・「自称優秀な社員」について考えたこと

ちょっと昨日に引き続きまして、自称優秀な社員について個人的に思ったことをご報告します。
書いているうちに、もうちょっと思い浮かんできました。

優秀だという評価のギャップ

昨日の続きですが、要するに、

周りと自分の優秀度合の評価に開きがあることが問題なんだ

と思うんですよね。こういうのって。

「自分は優秀だ」と主張している人って、たいてい自分が思っているほど優秀だと周囲には思われていない場面が体験上多くって、でも自分は優秀だと思っているから仕事も選ぶし、できないことは「私の専門外であるかして」という逃げ口上で処理してしまう、そんな場面に出会うたび、なんだかなぁ、どうせ必要になるんだから知ってる人がいるうちにその人から盗んで(学んで)おけばいいのになぁ、なんて思ってしまう自分がいます。
不慣れなことをやってしまうと失敗することも確かにあります。失敗してしまうと「優秀な私が失敗するはずがない」というロジックになってしまうのかもしれません。でも失敗なんて誰でもしますし取り返しのつかない失敗なんてめったに起こるもんじゃなくて、たいていはどうにかして取り返しがつくものです。問題は失敗が放置されて取り返しがつかなくなるほどの問題に拡大してしまったとき、その失敗は発生源が優秀な社員かどうかに関わらずその組織の問題ですから集団全体の問題として解決しなきゃいけません。優秀じゃない人が起こした失敗でも優秀な人が起こした失敗でも、結局失敗は取り返しがつくのなら個人で取り返せばいいし、個人で済まないような大きさならチームでリカバーしなきゃいけないんですよね。

言い換えると「高学歴な私が失敗するわけがない」といったところでしょうか。
認めたくない気持ちは分かりますが、何年も会社で働いているんなら学歴をモノサシにして測る必要なんてありませんよ、だって既に何年か組織で働いていればその人の実力なんて分かるじゃないですか、って言いたくなるんですが、反論が怖くてこういうことをよう言えません。

もう一個の自称優秀

もう一個あります。自称優秀社員は学歴が低い社員でも自称優秀社員となることが実はございまして。
普段は「私は○○出身ですから」などと自身の低学歴をネタにしたり、(オーバーにいうと)卑下したりする傾向があります。ですが、なにかあると「高学歴なアイツは実務では使えない!」と声高に言う傾向があります。どっちかっていうと集団の中で声の大きいタイプが、自分=低学歴でも優秀、敵視する社員=高学歴で使えないヤツ、という構図を作ろうとする傾向にあります。

これもしんどいですよね。
結局繰り返しになってしまいますが、学歴をモノサシにして批判する必要はないんですよ、って言いたくなるんですが、こういう人に諫言じみた発言をしようものなら…、後が怖くてよう言えません。

でも彼が使えないっていう評価はこの環境に合わないから、という理由が主要因であって彼自身が使えないという絶対評価をするのは安直だよなぁ、というのは思います。で、だいたい自称優秀社員が無理難題を…(略

 

ここまで書き終わって、予約投稿にこの記事の予約を入れた後で、発見した記事に結論のごとき答えが。

diamond.jp

思わず読みふけって、なるほど…と思いました。