注文した品がちゃんと届くのか、不安に駆られながら注文した牛丼を待ちます。
お腹がすいていたんですが、辛抱強く待ってる間にどうしても、あの店員さんが気になって観察してしまいました。
店員さんの動きを観察してみる
注文した牛丼が届くまでの間、どうしても気になって目の前で繰り広げられている店員さんの動きに見入ることになる。
彼は、どうやら受けた注文に必ず生卵をつけてしまうらしい。
(生卵つける率100%、返却される率50%)
知らないサラリーマンのおじさんがムッとしながら
「卵は頼んでないぞ。」
と突き返す。
突き返され、淡々とその卵を回収。卵、割らないから使いまわせるもんね。
彼は、350円の会計で500円を受け取ったら、1000円と入力してしまうらしい。(ちなみに150円のおつりがでるまで約3分くらい掛かる。)
知らない大学生ぐらいのお兄さんがお会計しているところで、
店員「1000円、オアズカリデス。」
大学生「いや、渡したの500円玉ですけど。」
店員「あ、間違えた…。(まごまごしている)
ショウショウ、オマタセクダサイ。」
まごまごしている間、待たされる大学生ぐらいのお兄さん、苦笑い。
しばらくするとちょっと緊張が走る(ように見える)、その場。
奥から日本人の店員さんがダッシュできて「どうされました?」と確認。
大学生ぐらいのお兄さんが説明して、レジを打ちなおす日本人の店員さん。
レジ、操作むずかしいのかな…。
一緒のシフトに入っている店員さん、大変そうだな。
そしてお待ちかねの注文がやってきた
もうお腹ペコペコ。
とうとう注文した食事がやってきました。
彼は、私たちたちの注文を以下のように間違えるらしい。他でもそうだからしょうがないか…。
「牛トン(牛丼)、トンちる(トン汁)、生卵、の方オマチどう」
明らかにデカい(とはいえ大盛か特盛かは分からない)牛丼の器。そしてチーズがのってねぇ…。生卵は頼んでねぇ…。サラダがねぇ…。ううっ。サラダの代わりに目の前に佇んでいる生卵…。
で、後輩には
「牛トン(牛丼)、トンちる(トン汁)、サラダ、生卵、の方オマチドウ。」
特盛を頼んだのに、出てきたのは明らかに小さな牛丼の器。に加え、頼んだおしんこセットは無残にもお新香抜きでサラダに強制変更された状態で出てきた。
???あれ?って顔をつくって質問する私。
「まず、コレは並ですか?」
店員さんはここだけカツゼツ良く「ハイ、そうです!」と自信たっぷり。
チガウチガウ。
そうです!じゃなくってですね、実際に来たものが恐ろしくゴッチャになってて復唱してまで確認した意味がまったくねー状態っす。
私「並はハーブチーズでしたよね?」
店員「ハイ、ソウデス!」
私「チーズがのっていませんよ。」
店員「ア、ソウデスカ。」
後輩「サラダはこちら(私)で、私の牛丼は特盛で、おしんこがないですよ。」
とりあえず、ごっちゃになっているのはこっちで勝手に入れ替えるからいいんだけど、来ていないお新香やらチーズやらは何とか持ってきてもらいたい。
店員さん、ココで、”何故か”不思議そうな顔。
顔には「何言ってるのかしら?」って書いてある。
いやいや。
You、思いっきり間違っているから。
救世主が現れる
そんなやり取りに気づいたのか、疲れたような20代前半くらいの日本人のアルバイトらしき店員さんがダッシュでこちらにやってきた。
私達は聞かれるまま、本日3度目となる注文内容を復唱する。
店員「申し訳ございません。ご注文を確認させてください」
私「ハーブチーズ牛丼並のとん汁セット。サラダつきです。」
後輩「おしんこセットで、とん汁と生卵をひとつ、牛丼は特盛です。」
店員「しばらくお待ちください。」
そして、一旦奥に運ばれた豪勢な牛丼定食はバラバラになって疲れたような日本人の店員さんのため息と共に運ばれてきた。もちろん、注文した姿そのままで。何時間もこんなフォローやってんだろうな…。この人。
こうしてようやく夕飯にありつけた。
とはいえ、大丈夫?ココの店。
と、思っながら私たち二人は食べていたら、別の席に分かれた同期&後輩の二人もちっちゃなアクシデントが起こっていた。
向こうのテーブルでも…
向こうに座った私たちの連れ、もう二人の注文(ハンバーグカレー・マグロ丼)では、
「パンパーグカレーお待たせしました。」
の後、マグロ叩き丼を頼んだはずの後輩が、後から来た客3人の注文より後回しにされていた。
無情にも違う客に運ばれるマグロたたき丼。
後輩「あれ?あの席に座っている後から来た客のマグロ丼らしき器、こっちのオーダーじゃねーっすか?」
店員「マクロ丼オマタセしましたーっ」
知らない客「おっ、早いね」(食べ始める)
…。
後輩「やっちまったか…。やっちまったよね。やるとは思っていたんですよ。順番を飛ばすのか…。」
同期「日頃の行いだな。」
結局この後輩がマグロたたき丼にありつけたのは、他の三人が食べ終わった後。
他の三人はアイコンタクトで居づらい店内から出て一人食事中の後輩を待つことにした。
彼は明日も明後日も、日本という異国の地で慣れない飲食業に精を出すんだろう。
「パンパーグカレーお待たせしました。」
「ハンバーグ?入ってないけど。」
ドンマイ。
コミュニケーションって大事ですよね!