treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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グループ化機能でOneNoteをちょっと整理してみる

OneNoteユーザなら当たり前の機能なのかもしれませんが、いままで知らなかったグループ化でノート内を整理してみました。
その整理した手順をご報告です。

やってみた動機

以前EvernoteからOneNoteに移行<EvernoteでやっていたことをOneNoteでやってみた - treedown’s Report>したのですが、その後Evernote Free(無料ユーザ)は最大で50個のノートと1ノートブックしか作成できないように制限が厳しくなってしまいました。
早い段階でOneNoteに移行しておいて良かったと思うサービス改定でした。

それはさておき、OneNote、使っているうちにノートブックもページもドンドン増えていき、一画面でパッと見渡せる状況ではなくなってきました。これを見やすく整理したいと思ったのが今回の動機です。

セクショングループ

ノートブック内のノートを見やすく束ねることができます。束ねた単位を「セクショングループ」と呼称するようです。

こういうノートをセクショングループでまとめてみました。

ノートブックのノート列でノートがない(空白の)部分を右クリックします。

表示されるメニューから「新しいセクショングループ」を選択して、

ノートのグループ名を入力(ここではテストグループ-Aと入力)してEnterすると、

セクショングループが作成されました。ここに既存のノートを追加していきます。

セクショングループに追加したいノートを右クリックして、

メニューから「移動/コピー」をクリックして選択、すると画面が表示されて、

ここから移動orコピー先としたいノートブックを選択して、「移動」とか「コピー」をクリックするとノートがセクショングループ配下に移動します。

操作を繰り返して、テストグループ-A配下にテストノート1~テストノート3を移動してみました。

さらに操作を繰り返して、

テストグループ-B配下にもノートを移動した結果、このような並びになります。

セクショングループの表示を省略すると、

このように、セクショングループ配下の表示を省略させることができます。大量のノートがあるノートブックでは、使う時に応じて一画面に表示するノートの数を絞れるのが便利ですね。

セクショングループの課題、不明な点、注意点など

このセクショングループですが、思ったような動きをしないことがありますので記録しておきます。

大量のノートが存在するノートブック内でセクショングループを作成すると、一覧表示の一番下にセクショングループが作成されますが、このセクショングループの位置を上に持って行く(一覧の表示順を変更する)ことができません。
ノート同士はドラッグ&ドロップで表示順を(上下に)変更することができますが、セクショングループは順番を変更する(並び替え)はできないようです。なので、セクショングループを作成するときは作成した順が表示順になる、というのは覚えておいたほうがいいかもしれません。

あと、今回の例では(テスト環境ということもあり)ノートを移動してセクショングループに追加していきましたが、同期が上手くいかなかった場合(往々にして大量のノートが保存されるノートブックで起きがち)には、移動で移動元のノートが消されるのに移動先のセクショングループ配下のノートが同期失敗でノートやページにアクセスできなくなる(実質データとしては消える)ということもあるかも。

実際にこうなったページにアクセスすると、

こういう表示になって、しばらく待つと、

エラーになってページの中身を確認することができなくなってしまいました。

移動に次ぐ移動で同期が追いつかない、ということでデータがアクセスできなくなってしまうことがあるかもしれないので、「移動」より「コピー」のほうが手堅いかもしれません。(コピー済のノートは"コピー済"とか"移動済"をノートブック名の先頭に付けて、

こういう感じで一定期間は移行措置として、セクショングループ配下のノートに問題が起きないことが確認されたら、バックアップ的に残しておいた"移動済"と頭に付けたノートを削除、としたほうが手堅いかも。

サブページ機能

前述のセクショングループではノートをグループ化しましたが、ノート内のページもグループ化して階層表示することができます。

例として、このクイックノート内のページ

このページ内の「テストページ-1」を右クリックすると、

表示されるメニューの中に「サブページにする」があります。これをクリックして選択します。すると一つ上のページの配下のサブページとしてページが階層化されます。この操作を繰り返していくと、

テストページ-1~テストページ-5までを無題のページのサブページとして設定できました。「無題のページ」となっているページタイトルを

それっぽく「テストPG1-5」というグループ名のようにして、階層が分かりやすくなるようにサブページを束ねるページを用意することで、

このように省略して、一画面に表示するページタイトルの数を減らすことができるようになります。

サブページの注意点

サブページでもちょっと注意が必要になりそうな動きがあります。ドラッグ&ドロップでページの表示順を変更している場合、

このようにドラッグ&ドロップでテストページ-9を移動させた先がサブページの箇所だった場合には、

このように、意図せずサブページ配下にページが移動してしまうことがあります。

この他、サブページの階層は二階層までできるようですが、畳む(表示を省略する)ことができるのは一階層目だけです。

二階層目(サブページのサブページ)はサブページの上位で畳めば省略されますし、展開すると表示されます。(展開のマークが二階層目のサブページには存在しません。)

OneNoteが見やすくなる

ちょっとした機能ですが、セクショングループとサブページを使いこなすことで、ノート数やページ数が増えて一覧性が悪くなったノートやページを整理することができます。これはちょっと嬉しい。

Evernoteが有料ユーザの方しか向かなくなったことで(主にMicrosoft365ユーザは)OneNote一択になったような感じがしますが、バグもいくつかあるので予期せぬ動作に注意してOneNoteと付き合っていきたいものです。