前回<(1/2)USBメモリでブータブルUSBが作れなくなったので調査>でなんとなく原因が見えてきたような気がする状況になりました。
この対策を実施した結果を今日はご報告です。
USBメモリ完全消去を試す
何か良いツールはないか探してみたら、
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/diskeraseutil/
ディスク消去ユーティリティ(※記事現在ではバージョンv1.2)が要望を満たしてくれそうなツールのように見えました。
インストール不要という点も好感触です。
早速、
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se500811.html
からダウンロードして起動してみます。(作者様に感謝いたします。)
起動すると、画面が
間違えないように、消去を動作させたいUSBメモリを選択します。
※当然ですが、間違えると意図しない(必要な)データが消えますので最新の注意が必要です。これを動作させる専用の(消えても大丈夫なデータしかない環境)を用意するというのも手かもしれません。
消去対象を選択したのち、消去方式を選択します。今回はデータの消去目的ですがそれほど複雑な消去ロジックは必要としていないため、最も簡便で高速な「ゼロライト」方式を選択し、画面中の「消去」ボタンをクリックします。
消去のプロセスが徐々に進行していきます。
完了すると、ディスクの状態がNTFSでもFATでもなく、「RAW」形式のボリュームになりました。※Windowsでは認識しないボリューム。
データの完全消去をしてくれたようです。
念のため、このRAW形式になったUSBメモリを、前出のアイ・オー・データ機器のディスクフォーマッタツールを使ってFAT32のフォーマットを実行することにしました。(※ここNTFSの通常フォーマットでもいいんじゃないか?と思ったのですが、このUSBメモリの初期状態がFAT32だったことですし、初期状態に忠実に戻す意味でFAT32フォーマットを一回実行することにしました。
実行後、無事データの読み書きが出来ることは確認出来ました。
さて、再びトライしてみます。
再び「Windows 7 USB/DVD ダウンロード ツール」
FAT32でフォーマットが完了した後、再びWindows 7 USB/DVD ダウンロード ツールでISOファイルの書き込みを試してみました。
すると…
今までエラーが起きてストップしていたステップは無事クリア、ISOイメージの書き込みが進行していきました。いい反応です。
しばらく待つと、
無事、完了しました。
実際にOSのISOイメージが正常にUSBメモリに書き込まれているかを確認するために、テストPCでブータブルUSBを起動してOSのインストールを試してみましたが、無事に正常動作が確認できました。
こうして、
「ブータブルUSB作成ツールでISOイメージの書き込みが失敗するときは、一度USBメモリをデータ消去ツールで完全削除してみる。」
という対処法を新たに学習しました。
※たぶんいろいろなブータブルUSBを試しているなかで、ブートセクタ的な箇所に書き込みできなくなってしまった(しかし通常のフォーマットではブートセクタ的な箇所は触らないor触れない)んだろうな、という結論。