treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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レッツノートでUSB起動のために必要な設定

レッツノート(CF-QV)をUSB接続のDVDドライブから起動するために必要だった設定を自分用にメモ。
型番はCF-QVで試しましたが、他の機種でもたぶん通用しそう。

USB接続のDVDブートをしたい

今回の組み合わせはレッツノートCF-QVにUSB接続の光学ドライブからDVDブートしたいというものです。

レッツノート本体にUSB接続してブータブルDVDを指定するだけではDVDから起動することができなかったので、起動に必要なUEFI(BIOS)設定を本記事に備忘録として記録しておきます。

UEFIの起動は、レッツノートの電源をONにした直後からF2キーを押下することで設定画面を起動できます。

BootModeを変更する

UEFI(BIOS)が起動したら、タブを移動して「起動」の設定画面を開きます。

設定画面にある「Boot Mode」の設定値を「通常」⇒「互換」へ変更します。

※説明箇所に「一部のUSB起動装置が動作しない場合には「互換」でご確認ください。」という表記があって、設定しなくても認識するデバイスもあるようですが、今回利用する光学ドライブはこの設定が必要でした。

以下の画面になっていれば設定できています。

次の設定画面へ。

セキュアブート設定変更

「セキュリティ」の設定画面を開いて、画面したの「セキュアブート」と記載のある箇所を選択します。

セキュアブート設定の子画面が開くので、「セキュアブート制御」の設定箇所を「無効」に変更します。

USBブートの際はセキュアブート制御の設定箇所が無効になっている必要があります。

設定した後はEscキーで一つ前の画面に戻ります。

Boot Popup Menuを設定

画面がセキュリティ設定画面に戻ってきたところで、Boot Popup Menuの箇所がデフォルト「無効」となっているのを「有効」に変更します。

説明に "「有効」に設定すると認証されたユーザはシステム起動デバイスを一時的に置き換えることができます。" とあるように、USBブートのためにブートデバイスを選択するためには、この設定が必要になります。

保存して再起動

ここまでの設定が完了したら「終了」の設定画面に移動して、「設定を保存して再起動」を選択してPCを再起動します。

再起動後に、もう一度F2キーを押下して、この画面に戻ってくると、同画面にある「デバイスを指定して起動」の箇所に認識した光学ドライブのデバイス名が表示されてきます。
ブータブルDVDを光学ドライブに挿入して、上図の「デバイスを指定して起動」の箇所からDVDドライブのデバイス名を選択してEnterキーを押下すると、ブータブルDVDから起動することができました。

設定を戻すのを忘れずに

DVDブート(のようなUSBデバイスからのブート)を使い終わったら、ここまで実施した設定を忘れずに戻しておきましょう。

使いドコロ

レッツノートはリカバリDVDを作成するタイプなので、OSのリカバリを実行する際にはDVDブートが必要になります。
AcronisなどのイメージバックアップでもブータブルCDから起動する場合には内蔵ドライブがないCF-QVのようなモデルではUSBデバイスからのブートが必要です。

ただ今回試した感じだと、手持ちのUSBメモリからブートができなかったので、ブートに使うUSBメモリは<Lenovoリカバリメディアを使ってシステムを復元してみる - treedown’s Report>のときの例のように、デバイスを選ぶことがあるのかもしれません。