2023年ももう終わり。今年はなかなかの辛い一年でした。(理由はさておき)
年の瀬に今年を振り返って来年を考えてみようと思います。
Officeリプレイス
今年の前半は去年下半期からの続きでOffice2013のサポート終了に伴う、Office2016/2019ないしOffice365のPro Plusへのリプレイスをコツコツ実施していました。
なんとか作業は2023年4月11日までに間に合ったものの、移行先となったOffice 2016のサポート期限は2025年10月14日(延長サポート期限の終了日)とあまり長くないのが残念です。しかもOffice 2016の次のバージョンであるOffice 2019も延長サポートフェーズが短縮となりOffice 2016と同じ2025年10月14日に同時サポート終了を迎えます。なんだか…。
価格面からも同じ期間使うのであればOfficeはサブスクリプションで導入したほうが安価にすむよう価格設定がされています。時代の流れを感じたリプレイス作業でした。
Windows8.1リプレイス
Officeのリプレイスと同様にOSもサポート期限を迎えたWindows8.1のリプレイスが何台か発生しました。
今思えばスタートメニューが迷走した以外はWindows8.1は使いやすいOSだったとしみじみ思います。Windows10以降、Windows11も含めてなんとも言い難いOSになってしまいました。CM/PRが挿入されるし、新機能がコレジャナイ機能が多いし、無理矢理UWPにアプリ環境を寄せようとしてWin32アプリやその環境の扱いが急に悪くなったり。
実質ServicePackのようなWindows11リリースから二年を経て、入れ替わりのようにWindows8.1がサポート終了になりましたが、枯れて安定したWindowsが終了していき、いつまでも未完成なWindowsが永遠のベータのように業務に使われていくというWindows環境です。
いままで安定して動作していたWindows標準機能が使えなくなったまま放置、というのは勘弁して欲しいなぁと思います。これ<Windows11のRDPはパスワード保存ができないので対処 - treedown’s Report>とか
Windows11に移行した
今年はメイン環境をWindows10からWindows11に移行して使い始めた年でした。
動機になったのは、Office365のExchange Onlineへのサービス接続が使っていたOffice2016からできなくなるという情報(即できないというわけでなく、サポートを終了しますよという温度感ですが)を元に、そろそろ環境を更新しようと思い立ったのがきっかけです。
2023年10月まで、ということなので、Windows11とOffice365のOffice Pro Plusを用意して事前に準備することにしました。
いきなり22H2を適用した状態で使い始めてしまったということもあるのですが、前半はWindows11の安定しない動作に苦労しました。エクスプローラが安定しない、遅い、応答しなくなる、といった不具合には悩まされました。
Windows11でエクスプローラの起動が遅い - treedown’s Report
Windows11のエクスプローラが遅くて困る - treedown’s Report
以前のメイン環境であるWindows10でスッと動いていたOSの基本機能がスッと動作せずどの動作もワンテンポ待たされる感じがなんともいただけない。
あとRDPのパスワード保存にバグがあるのも残念ポイントです。これ解消しないのかな。
Windows11のRDPはパスワード保存ができないので対処 - treedown’s Report
動作自体は徐々に改善してきたものの、
2025年にはWindows10終わってしまうんですが、Windows11の安定感のなさはやや困りものです。
Debian 32ビット版の終了の話題
32ビット版OS最後の砦となっているDebianが、32ビットOSのリリースを終了する可能性があるという話を見掛けました。
参考URL:
https://kledgeb.blogspot.com/2023/12/linux-197-debian32bit.html
https://lists.debian.org/debian-devel-announce/2023/12/msg00003.html
古いThinkPadでは32ビットOSしか使えないので、Debianの32ビット版をインストールしているのですが、将来的にこれらのハードウェアは使えなくなる、ということになりそう。うーん残念だけど、これも時代の流れか。
来年に向けて
たぶん来年には世間と同様にWindows11への移行が加速していくと思われるので、それに絡んだ作業が多くなりそう。
ただ、Windows11、Windows10よりいまだに不具合が多い状況で、移行するのはその不具合との戦いになりそうな感じがします。
Windows環境以外で気になったテクノロジも。
Hyper-Vのような仮想化プラットフォームで気になる製品が出てきたので来年やってみたいと思っています。
製品はProxmox Virtual Environment(Proxmox VE)、DebianベースのKVMを基盤とした仮想化プラットフォームです。有償のサブスクリプションと無償のオープンソース版の二種類が提供されていて、オープンソース版でも有償版のフル機能が利用できるようです。
■Proxmox Virtual Environment
https://proxmox.com/en/proxmox-virtual-environment/overview
Hyper-Vしか使ったことがないので、ちょっと興味が出ています。
良いお年を
お正月はゆっくりとお休みです。良いお年を。