treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

※https化しました。その影響でしばらくリンク切れなどがあるかもしれませんが徐々に修正していきます。 リンク切れなどのお気づきの点がございましたらコメントなどでご指摘いただけますと助かります。

2019年の振り返り

毎年恒例としているその年の振り返り。今年2019年を振り返る記録。

愛用のデバイスに出会いと別れがあった2019年でした。

さようなら、VAIO Phone A

VAIO Phone Aがバッテリ不調で使えなくなってしまいました。(正確には100%の満充電から30分くらいしか使えないようになってしまったという状況)

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もともとバッテリの持ちの悪さには定評があったVAIO Phone。そんなに使ってないとはいえ、これでは困ります。

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そこで、ちょうど(謀ったかのようなタイミングで)リリースされたSIMフリー版のXperia Aceに乗り換えることにしました。

これからよろしくお願いします。Xperia Ace。

さようなら、Windows Phone(Windows10mobile)

MADOSMA Q501で利用していたWindows Phone(Windows10mobile)がOSのサポート終了を迎えて、乗り換えることになりました。

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去る2019年12月10日に完全終了、端末へのセキュリティアップデート提供などのサポートは終了し、Windows7より一足先に終焉を迎えました。

いちおう、ハードウェアとしては(いっさい故障はしていないため)使えないことはないのですが、いかんせんMicrosoft Authenticatorのようなセキュリティ機能を利用していることもあって、これも乗り換えたXperia Aceへ機能を統合することにしました。

いままでフィーチャーフォンに加えてAndroid端末を2台持ち歩くのが常態化していましたが、これからは携帯電話+Xperia Aceの持ち歩きでやりたいこと全部できそうです。

さようならWindows 7

正確には翌1月14日の終了ですが、Windows7も最後の刻を迎えています。
2009年リリースから10年もの間現役で活躍したOSで、個人的には「一番使いやすいWindows」であり、「WindowsというOSの完成版」といえるOSだったと感じています。Windows8以降は迷走気味(それでも8.1はマズマズ良OSですが)でして、選べるならWindows7を採ってしまう自分がいます。

Windows7のUIというか操作感をLinuxのUIとして実現してくれるディストリビューションもポツポツあります。Zorin OSとかLinuxMintのMATEとか。

Windows7の終了によって、そろそろ古いPCでは「こんにちはLinux」にしたほうがいいのかなぁって思っています。(仕事用ではあまり使いドコロがないのですが)

一緒の(同世代の)OfficeであるOffice2010は、2020年10月13日が延長サポート終了の期限となっており、OSであるWindows7より多少猶予があるという状況。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4086176/office-2010-approaching-end-of-extended-support

こっちは2020年上半期での対策になりそうです。

さようなら玄箱Pro

Debian Jessieを最後として正常に動作しなくなった玄箱Proがお蔵入りになってしまいました。
新たにRaspberry Pi 3で構成したsambaサーバに入替え。

ようやく入れ替えが終わった…、と思ったらば、その数ヶ月後にRaspberry Pi 4リリースの報に触れ、
「USBを経由しない完全なGigabit Ethernet搭載」
「USB3.0ポートを2ポート搭載」
「メモリは1G/2G/4Gから選択可能」
というスペックを見て、えー、もうちょっと待っててよかったんじゃ…?と思ったのはご愛敬。

入れ替え後にしばらくして、
https://qiita.com/rytksm/items/8e916410a45cb686d2bb

で言及をいただいたのですが、「これ、故障じゃないじゃない」となったのは喜んでいいのかどうか迷う情報です。
micro-evtdにまつわる挙動ではないかという話なのですが、玄箱Proのユーザが少なくなっているせいか、この辺の情報はまだ未整理。
復活したとして、メモリ128MBのDebianサーバにどんな役割を任せることができるかという点もあり、無期限休養という状況には変わりなさそうです。

Debian8から9と10へ

玄箱Proに始まり、身の回りのDebian環境をバージョンアップ。
DebianはおもにCUIメインでサーバ利用がほとんどですが、このDebian環境を8"Jessie"から9"Stretch"にアップグレード、併せて10"Buster"も検証し始めました。

Debian10"Buster"はなんといってもaptでRemminaが標準リポジトリに追加されたのが個人的には大きなニュース。いよいよDebianでもRemminaを標準RDPクライアントとして利用できるときがやってきました。

いままで使ってきた中では6"Sueeze"と8"Jessie"が結構長期間使ったかなぁという感じがします。そんなDebian 8"Jessie"も2018年にLTSに入ってから来年2020年6月30日にLTSのセキュリティアップデート提供が終了するので、そろそろ周辺のDebianは9"Stretch"に最低限アップグレードしていかないといけない状況になっています。

https://wiki.debian.org/LTS

※ここにJessie LTSの「schedule」は「from 17th June 2018 to June 30, 2020」と記載があります。その次のStretchも「2020 to June 2022」と記載があります。今から新規構築なら10"Buster"です。

けっこうアップグレードを頑張ったのですが、手が回ってないDebian環境がいくつか残っており、あと半年で何とか片付けないといけない状況になっています。

しかしDebianのアップグレードをやっていると、ホント障害が少ない、年二回の大型アップデートを実施しているOSより二年に一回のメジャーバージョンアップのほうが安定するってのはなんとも…。
保守的なパッケージ構成と評価されるDebianですが、サーバ用途ならDebianくらい保守的なアップデート/アップグレードになったとしても、トラブルが少ないことの方に価値を感じてしまいます。

担っている機能の数が違うから、純粋に比べちゃいけない、ってのは分かっているつもりですが。
それでも、Win…と比べ…

次々壊れるHDDやSSD

今年はSSDやHDDが故障することが多かったような印象。思えば、2013年~2014年くらいにアレコレと購入して使い始めて5年以上が経過、24時間365日稼働しているような機器のSSDはやはり連続稼働に耐えきれず不良セクタが発生したり、認識しなくなったり、という症状が発生してしまうのは仕方のないところです。

一部カムバックしたSSDもいますが

blog.treedown.net

あまり過信は禁物と言えそうです。

SSDの寿命としてはやはり5年くらいを想定して交換していくような考え方はちゃんとしておかないといけないかなと思いました。
故障時のダメージと復旧に掛かる作業時間を極力少なくするために、使えるところにはRAID1を使っていくようにしています。

で、故障のスピードにあわせて機器を交換していったわけですが、こちらでも間の悪いことに「WDがNAS向けの高耐久タイプの2.5インチSSDをリリース」というニュースを10月末に見掛けて、「う、もうWD BlueのSSD買っちゃったよ…。」と、なんとも言えないリプレイスになってしまいました。WD RedのSSDが出るなら、もうちょっと待っていたのに。

この「望みの機器のリリースのちょっと前で故障タイミングを迎える」というちぐはぐさも2019年の特徴でした。(あくまで個人的な巡り合わせ・縁の感じとして)

良いお年を

お正月はゆっくりとお休みしたいところです。良いお年を。