treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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いよいよWindows10 mobileが終了

去る6月12日に、Windows10にも月例更新プログラムが配信されましたが、とうとうWindows10 mobileには配信が来ませんでした。
サポート終了の情報は事前に見ていたものの、いざ目の当たりにするとしみじみ来ます。

1703のアップデート提供終了となった日

とうとうアップデートが終了したMADOSMA Q501
先月のWindows Updateが最終の更新プログラム提供となりました。

blog.treedown.net

このタイミングでアップデートを適用したのが最後となりました。

2015年6月18日に発売されたMADOSMA Q501、手に入れたのは2015年の冬でした。
そこから4年近く、アレコレと活用を考えてきて、結局あまり考えたことが身を結ばないまま更新プログラムの提供が終了となりました。

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Windows10 Mobileのバージョンが1703である本機種(MADOSMA Q501)は2019年6月11日にサポート終了となりました。
バージョン1709が適用されている他の(MADOSMA Q501よりも新しい)機種(私は所有していませんが)では、2019年12月10日にサポートが終了することになります。

サポート終了って

Windows10 mobileのサポートが終了したので、今後のMADOSMA Q501ではセキュリティ更新を含めた更新プログラムが提供されなくなる、ということになります。
よって、今後発見されるセキュリティの問題は解消されることなくそのままの状態で使うことになってしまいます。

一応、デバイスの自動バックアップ機能(手動でのバックアップも含めて)はサポート終了後三ヶ月間は提供されるそうです。
撮影した写真のアップロードや既存のバックアップ(既に取得したバックアップ)を元にした復元の機能はサポート終了から12ヶ月間提供される、と記載があります。
て、ことは1703は2019年6月11日から3ヶ月後の9月11日、12ヶ月後は2020年6月11日、と言うことになります。

※参考:
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4485197/windows-10-mobile-end-of-support-faq
ここの「サポート終了はユーザーに対してどのような意味がありますか?」の項に記載があります。

セキュリティの更新プログラムが提供されなくなる点は猶予がないことになりますが、こういったバックアップや同期といった使い勝手に関わる機能も、段階的に終了することになります。

乗り換えはお早めに必要

AndroidのVAIO Phone Aを併用しているので、機能はある程度VAIO Phone側に移動しており、現状でクリティカルな利用はそれほどありませんけども、ざっと自分用に書き出してみたら

  • Evernote
  • OneNote(含むOneDriveの同期)
  • Skype
  • Office Lens(などのカメラで撮影)
  • Authenticator(ワンタイムパスワード生成)
  • メール閲覧
  • カレンダーや電卓など

と、大して使っている機能は無いことに気づく、ボチボチ機能を移していたのと、そもそもアプリ不足と言われるWindows10 mobileではできることが少なかったことが幸いしているような状況。
この中でもEvernote以外の機能は既にAndroidのVAIO Phoneに同じ機能が移行済み(2台で同時に同じ機能を使えるようにしている状態)ということもあって、後はEvernoteのアプリだけ移行できれば、Windows10 mobileだけに依存した機能はなくなります。

世の中にはあまり居ないと思いますけど、Windows10 mobileに依存した機能が多い場合には乗り換えにも一手間あると思いますので、お早めに計画的に、というところですね。

乗り換え先は…iOSかAndroidか。

Microsoftとしては、Windows10 mobileは廃止されるのでiOSデバイスかAndroidデバイスへの乗り換えを推奨、というスタンスで廃止を進めています。

となると、次に乗り換えるのは、どっちかな、ということがちと迷うところです。
現状では、ちょうど2019年のこの時期、目の前に現れた二つのデバイス、

  • iOS=iPod touch(7世代目の)
  • Android=Xperia Ace

の選択肢で揺れているところです。

いままでがMVNOで利用してきたので、データ通信ができれば使えるくらいの機能しか使っていなかった、という点を踏まえると、WiFi運用でiPod touchというのは、Androidより長く使える点を含めて、良い選択肢のように思えます。(今後は外ではPC用に利用しているモバイルWiFiで通信する、という運用方法にすればSIMスロット非搭載でも問題ないかな、と)

要件にモバイルSuicaを絡めるかで迷う

ただ、ここで気に掛かったのが、

Suicaのサービス内容が変更で、やや慌て気味 - treedown’s Report

この話、現状利用しているモバイルSuicaの対応機種(古い機種)足切りによって、今使っているモバイルSuicaが使えなくなる、という期限が1年後に迫っています。
モバイルSuicaの対応機種に機種変更する、というスコープも含めて機種変更を検討するとなると、iPod touchではこの要件を満たせませんので、機種の選択は狭まってしまうことになります。

それならと、白ロムを検討してみれば、これだと思えるXperia XZ1 Compactは安くても3万円超えの価格になっています。なかなかのお値段します。
いっそ費用がそれなりに掛かるのならば現状利用しているフィーチャーフォンの機種変更でモバイルSuicaの要件も丸ごと飲み込んでしまおう、という考え方もあるな、って思いました。
電話ごとリプレイスするなら、携帯キャリアがドコモなのでキャリアでXperia Aceを機種変更で用意してしまう、ってのもアリに思えます。フラグシップのXperia 1が10万円超えの価格となる反面、ミドルレンジのXperia Aceは4万円台の本体代金で用意できちゃいます。Xperia XZ1 Compact白ロムにちょっと上乗せで新機種を新品で用意できるというのは、ちょっと魅力的に見える話。

当面はVAIO Phoneに統合した状態で乗り切ることになると思いますが、上述の選択になかなか迷うところで、決めかねている今日この頃です。