塗装の劣化で表面に埃が付いて汚れてしまった機器、見た目もそうですが触った感じがベタベタで残念な感じになってしまいます。
休暇中に試しにちょっと掃除をやってみたのでご報告です。
使用するのは無水エタノール
冒頭にもあるように、電子機器の塗装でたまにThinkPadのピーチスキンのようなラバー塗装の機器があります。
しかし、経年劣化で表面がベタベタし、そのベタベタに埃などが付着することで、触感はベタベタとよくないばかりか、見た目にも(埃が取れずに)汚い状態になることも。
その塗装を復活させることは出来ませんが、ベタベタの要因になっている塗装を諦めて落としてしまうことによって、ベタベタや埃が付着して見た目に良くない状況は改善できる可能性があります。
その方法が、無水エタノールで掃除です。
今回使用したのがこの無水エタノール、近所のドラッグストアで購入しました。
いままで気になっていたのですが、試したことはなかったエタノールによる掃除。将来的に外装がベタベタと劣化したThinkPadの掃除にも応用できると思ったので、試しに(別の機器で)やってみることにしました。
USB充電器
この安価なUSB充電器、購入時にはThinkPadのピーチスキンのような触り心地で良い感じだったのですが、年月を経て塗装の劣化により、表面はベタベタするしベタベタに埃が付着して人前で利用するには憚られるような見た目になってしまいました。
充電器ということもあって埃まみれというのもどうなんだろうという一面も。
これを無水エタノールを染み込ませたキッチンペーパーでちょっとずつ拭いていってみます。
掃除
無水エタノールの注意書きに、火気厳禁、必ず換気を、という記載があるので、作業環境を注意書きに沿って整えました。
あと表面の材質によっては反応に問題があることも、事前に目立たない箇所で問題が起きないかパッチテストくらいはやっておくようにします。(今回は事前に調査済)
今回は安価なキッチンペーパーを使って無水エタノールを染み込ませて拭いていくようにします。
何度か拭いていると、
このように表面の汚れでしかなくなっていた塗装がすっきり落ちて、塗装の下の本来の材質が顔をのぞかせてきました。
今回は練習の目的もあるので、傷をあまり付けないように探り探り拭き取っていきます。
キッチンペーパーだけでなく、細かい箇所は無水エタノールを染み込ませた綿棒でゴシゴシやる場合もありました。(USB充電器なので、USB端子の面(後述)付近は綿棒を使用しています。)
掃除後
無水エタノール磨きを完了したUSB充電器がコチラとなります。
表面のベタベタやベタベタが呼び込んだ埃は、以前の塗装と一緒にすっかり落ちてしまいテカった本来の外装に生まれ変わっています。
前述の綿棒でやったのは、
このUSB端子の箇所、キッチンペーパーだと上手く拭き取れなかったのですが無水エタノールを染み込ませた綿棒で表面をなでているうちに綺麗になっていきました。実際に電気の通り道になるUSB端子部分には触れないよう注意を払って綿棒で掃除。
力を入れすぎると傷が付くかなと思ったので傷を付けないよう優しくやっておきました。
綺麗に復活。
応用を考え中
元々これをやってみようと思った動機は古いThinkPadの外装であるピーチスキンが劣化した場合に、ベタベタや取れない埃を掃除できるんじゃないかと思ったことが発端です。
そのようなThinkPadが目の前に現れたところで、今回練習したことが生きてくるかもと思いました。
電子機器の表面ベタベタ劣化には無水エタノールでの掃除、いいかもしれません。自分の引き出しが一個増えたような感じがしました。