ちょっと昔の機種、ウルトラブックと呼ばれたDynabookの延命にSSD換装をしたのでご報告です。
結論から言えば、一つ特殊な工具(星形ドライバー)が必要。
きっかけ
「DynabookのWindows10化しないとねぇ」
で始まったDynabookのメンテナンス。
そのDynabookとはdynabook R631/28D、薄型軽量のノートPCです。かつてIntelが提唱したウルトラブックというカテゴリのPC。
長くメーカ出荷時のOSであるWindows7で利用して居ましたが、このたびWindows10化することになりました。
※メーカサポートではWindows10対応のPCではないことになっています。OSのクリーンインストールは自己責任で実施する、という感じです。
と、その前に…
「ドライブの容量が足りないから、ついでに大きいサイズのSSDに換装しときましょう。」
ん?SSD換装。
さっそく分解のためのネジ外し
このDynabookは裏面にすると、一見ネジが少なく用意に外せそうな雰囲気を漂わせています。
実際ササッとネジを外すも、一つのネジが問題になりました。そのネジは中央の目隠しゴム足(シール)で隠された
この位置です。目隠しを外すと…
ネジがプラスじゃない、プラスドライバーでもマイナスドライバーでも外せない「星形」ってやつです。
うーん、メーカ以外は開けちゃダメよ、って無言のメッセージを感じます。
そこで必要になるのが、トルクスドライバーです。
先端がこのように星形となっているドライバーが必要になってきます。
ちなみにこのドライバーの柄の部分
ベッセル トルクスドライバー T7H(T7H-80)と記載があります。今回これを使いました。
主題と関係ありませんがドライバーはベッセルでそろえるようにしています。
この特殊ネジを含めて、すべてネジを外し、例によってなくさないように並べました。
同じに見えるネジは、下の左右端の二本が全く別のネジとなっており混同しないようにする必要があります。他も微妙に違うネジが何種類かあったような…(うろ覚え)
元々付いていた位置にちゃんと元のネジを戻せば、ひとまずネジ穴のサイズ違いってこともないので、覚えておくのが無難です。
裏蓋を外す
裏蓋を外すとご対面です。
SSDはこの位置。mSATA世代のPCなのでmSATA恒例のネジ二本を外してSSDを取り外します。
ネジを外すとSSDが浮いてきます。
当然ですがDynabookに使われているのは、自社製品のmSATAのSSDでした。TOSHIBAロゴが光っています。
このSSDを入れ替えるのが、これ
向こうの企業のお安いSSD:256GBに入れ替えます。
mSATAのSSDは現状選択肢が少ない中で、これが廉価でした。元の由緒正しいTOSHIBAのSSDは予備部品として取っておきます。(と同時にこれがバックアップデータにもなります。)
換装完了、ねじ止めしたらこうなります。
取り付けるとSSDの情報が記載されたシールが裏面になってしまいました。純正品だと全面に来るのですがやむを得ない、PC使う人にとっては関係ないことだし。
あとは、この手順を逆に実施していくことで、再びねじ止めをしていきます。
換装完了
無事SSD換装が完了し、PC起動後BIOS(UEFI)で認識することを確認しました。
Windows10をインストールし、何も問題なくOSのインストールが完了。