代替でAccess Runtimeを使うことにしたものの、Access Runtimeではセキュリティ警告が毎回表示され、Access 2016を使っていた時に比べると起動時のワンクリックが増える、これは嫌だ。
ということで対処を実施、その対処をご報告です。
今回の壁:Access Runtimeではセキュリティセンターがない
Access Runtimeで起動するとこういうメッセージが冒頭に出てきまする。
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セキュリティに影響を及ぼす可能性のある問題点が検知されました。
警告:このコンテンツの発行元が信頼できるかどうかを確認することはできません。このコンテンツが重要な機能を備えており、発行元が信頼できる場合を除き、このコンテンツは無効のままにしてください。
このファイルには、お使いのコンピューターに損害を与える危険なコンテンツが含まれている可能性があります。このファイルを開きますか、それとも操作を取り消しますか?
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あーこれか。
通常では製品版のAccessですと、セキュリティセンターで信頼できる場所という指定をしてこういうメッセージを出ないようにするもんですが、Runtimeではそういう設定をする画面が存在しません。うーん。
ここはせっかく同居しているのだから、Access2016で設定したキーを活用してみます。
参考:
Access2016で設定を作ってから、キーをエクスポート⇒書き換え⇒インポートが確実。
その手順をば
詳しくは参考にしたOfficeサポートページを確認していただくとして、実際にやってみた手順を備忘録替わりに。
Access2016のセキュリティセンターから「信頼できる場所」を選択して「新しい場所の追加」でAccessアプリファイルの置き場をパスで指定する。
例えば、これでエクスポートする。
エクスポートしたファイル
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Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Access\Security\Trusted Locations\Location0]
"Path"="C:\\Users\\testUser\\"
"AllowSubfolders"=dword:00000001
"Description"=""
"Date"="2017/09/26 13:14"
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これをRuntime2013用にファイルを編集する。
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Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Access\Security\Trusted Locations\Location0]
"Path"="C:\\Users\\testUser\\"
"AllowSubfolders"=dword:00000001
"Description"=""
"Date"="2017/09/26 13:14"
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といっても大した編集はしてなくて、バージョン番号をAccess 2013(Runtime)用に書き換えただけ。(結果的にはそうだった、という方が正しいのですが)
あとはこれをインポートしてしまいます。
するとAccess 2013 Runtimeで起動してもセキュリティの警告が出なくなりました。
ひとまずユーザにとってはAccess 2016かAccess Runtimeかは全く重要ではないようですので、これでうまいこと時間稼ぎをします。
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もともとOfficeのUpdateに端を発したこの対処、結局これで復旧しAccess 2013 Runtimeは使わなくてもよくなりました。