AcrobatやAdobe Readerは、リリース日より5年間セキュリティアップデートが実施されますけども、今年その5年目を迎えるバージョンがあることに気づきました。
今日はAdobe Readerのサポート期限についてのご報告です。
Adobe Reader(とAcrobat)
2017年にサポート終了のバージョンがあります。
- Acrobat XI Pro
- Acrobat XI Standard
- Acrobat Reader XI
⇒これらは2017年10月15日をもってサポート終了と記載があります。
システム管理者にとっては頭がイタイ話ですね。全PCのAdobe Readerをバージョンアップし、DCに変更しなければならない、ということになります。
サポート終了日以降では技術サポートも提供されなくなり問合せ不可となるばかりか、セキュリティアップデートも提供されません。どっちかというとこの「セキュリティパッチ・アップデートの提供がされなくなる、という方が問題ですね。
重い腰をようやくあげて、Adobe ReaderはDCへ移行しなきゃいけない、ということになります。
DC一本化?
ところで従来のAdobe Readerって、新旧で二バージョンが同時供給される、という特徴がありました。XIのときはXが旧バージョンサポートされていましたし、Xの時は9が旧バージョンサポートでした。
「Adobe Acrobat Reader DC」として新たにスタートしたReaderは次バージョンが出るような気配がなく、サポート終了後にはDCだけで一本化されるのかなぁ、何て使う上ではどうでもよいようなことをちょっと思いました。
いずれにしても、システム管理者にとってはAdobe Reader XIのサポート終了日は決定しているのでこの日までに全台Adobe Acrobat Reader DCへの入替が必要となります。一台一台の作業はそれほどの労力は必要としないのですが、如何せんAdobe Readerのようなソフトウェアは標準インストールが常という類のソフトウェアなので台数が多いのが労力の要因になってしまいます。早めに手を打って意向を完了させておきたいところですね。