補修と言えばプラリペアです。
まだ使いだして二回しかやっていませんが、早速やってみましたので、ご報告します。
プラリペア?
プラリペアは一部では接着剤のような紹介のされ方をしていますが、「造形補修材」と呼称するのが正しいようです。つまり、プラスチックをそのまま生成する、というのがプラリペアの本来の使い方、ということになります。
今回の対象は
今回は練習のため玩具と、折れた眼鏡のフレームを補修してみることにしました。
メガネは以前「出先で眼鏡が壊れたときの応急処置 - treedown’s Report」で別の補修方法をご紹介しましたが、あれはあくまで応急処置です。今回のこれは、完全な補修です。割れた部分をプラリペアの溶剤で新たなプラ部品としてよみがえらせる、というイメージです。
今回はクリアーとブラックを購入して使ってみることにしました。
スタートキットとも言うべき存在です。
早速届きました。
図:プラリペア
こいつを使って、初めての補修を試みます。
補修対象
玩具は写真を撮り忘れたので、メガネのほうだけです。
図:割れた眼鏡
フレームがぽっきり折れています。そんな衝撃を加えたわけではなかったのですが、落としてぽっきり折れてしまったという、そんな眼鏡です。ちょっと拡大。
図:割れたとこ拡大
割れてしまっているのでレンズが固定できず、メガネとしては利用できません。残念な状態です。
補修開始
ニードル法、というやり方がすべての基本、ということらしいので、ニードル法でやってみます。
ただ、作業中の写真は取っていないので、別の機会にご紹介します。
今回公式サイトの手順で探り探りやりました。
溶剤(液)をスポイドで器具に移して、ニードルから水滴分垂れる溶液を粉に落とし混ざりあってできた玉を補修部分に持っていきます。
この玉の大きさは水滴の液量によって大きさが変わるのでコツが必要ですね。
補修部分は接着剤を付けるような感覚で付けてもOKなんですが、割れの周囲を補強するようにプラリペアで囲むとなおよいようです。
ちなみに今回のはくっつけた後そのまま放っておくと外れてしまうので、硬化する5分間の間、手でおさえておく必要がありました。
ちなみにくっついてからレンズを入れようとしたら、接着面が取れてしまいました。どうやらレンズを入れるときに力が掛かると外れてしまうようなので、あらかじめレンズを入れた状態で、プラリペアを塗り、5分間くっつけておく、というやり方でやり直しました。
完成
完成品です。
図:補修完了
ちょっとはみ出しがありますが、特に目立つほどではないです。
ムリな力を加えなければ通常利用にはそれほど支障がない強度です。
実際数日利用しましたが、剥がれることもなく瞬間接着剤でくっつけるよりよさそうに思えます。
これでもうしばらくこのメガネは使えそう、ということでよしよし。
休日の成果としては上々です。
これをやろうとした動機
動機としては、「これが上手にできるようになると、例えばThinkPadの割れのヒビ補修とかネジ山つぶしとか爪折れとかが修理可能になるんじゃないか?と考えたのが動機です。
とはいえ、こういうのは練習も必要です。とりあえずそれほど高価でないものの補修でプラリペアの練習を積んで、いざというときの補修ができるように研鑽してこうと思っています。