treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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FOMAとiモードが2026年終了

10月29日、いよいよFOMA終了に向けてNTTドコモからの発表がありました。
しみじみしますが、今利用しているFOMA携帯電話のお別れの時が少しづつ近づいてきていることを実感しています。

FOMA終了のニュース

前々から2020年代の中頃をメドにしてFOMAに代表される3Gの停波の話題が挙がっていましたが、とうとう正式に発表され、現ユーザとして寂しさを覚えています。

10月29日に発表されたNTTドコモからのお知らせhttps://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2019/10/29_00.html

終了日は2026年3月31日、ということはこの期限前までには5Gがデビューして、2026年4月からは4G LTEが旧規格となってしまうことになります。なんか時の経つのが早いなぁと思う一方で、iモード携帯が製品化されたときってよく考えたら就職決まって悠々と生活していたような記憶があります。

当時を振り返ってみる

FOMAを契約した当時は、まだデータ通信は一般的ではなく、FOMAの384kbpsは画期的な高速通信でした。思えば今のLTEの100分の1くらいの速度しかなかったことになります。(LTEはエリアによって37.5Mbps~150Mbpsの幅があるため一番遅いところで、ということですが)

思えば、この当時はまだCLIEでPIAFSを使っていました。
最初の方は64kbpsはちょっと高価なので、32kbpsの通信でメールとか簡単なブラウザ通信をまかなっていました。

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CLIE(NZ90)&P-in

そのうち、ドコモのP-inやAir EDGE(エアエッジ)ってなカード型のPHS定額データ通信がスタンダートになっていきます。
モデムユニット+PHS接続ケーブル+PHS本体と言う荷物が、データ通信カード一枚に集約される、と言うところが当時としてはもうたまらなく魅力的でした。
こんな感じでCLIEでPIAFSってのが持ち歩いて使うモバイルの許容範囲でした。

おっと、FOMAの話なのにPHSの話題になってしまいました。
FOMAはパケット代のお値段(とても高額)から全くデータ通信では(個人的には)出番なしとなっていた時期でした。

使っていた機種を振り返ってみる

そういや、iモード対応の携帯電話を初めて買ったのってSO502iでした。センタージョグのストレートタイプの携帯電話。

当時のSOシリーズは機種がmovaしかなくてFOMAの端末が出たのはSO502i発売から六年後のSO902iまでなかったような記憶があります。movaを使い続けていたのですが、あんまりにもFOMAが出ないものだから一回SO以外のMusic PORTERⅡでFOMAデビューしてしばらく使っていたらSO902iが発売開始。
でも機種変したばかりだからな…、と思いながら我慢を重ね、SO905iを発売日に購入することでようやくSOのFOMAに機種変することになりました。

今更ですが、データ通信できるようにしたCLIE使っていて、携帯電話もSOシリーズのFOMAを使っていて、それでいて、Xperiaに乗り遅れたのは我ながら失敗したなと思います。

時を経て

最近思うのは、家以外の公衆WiFiよりはLTEで全部やってしまうほうが安定するし速度もある程度(キャリアにも依りますが)速くて、安全に利用できるような印象があります。

PIAFSでダイヤルアップしてエッチラオッチラやってた時代から考えると、
バックグラウンドで自動的にメールは受信してくれるし、
ブラウザを起動したら(既にオンラインなので)Googleトップページから即検索を開始できるし、
(NASNEのような)家電の進化でスマートフォンからLTE経由で家電の制御ができる、

と、なんとまあ便利になったものでしょう。

そんな時代に役目を終えたFOMAサービスのシャットダウンが静かに始まろうとしています。(まだ7年も猶予があるけど)