今日は子供にスマートフォンを与えるタイミング、について非常に気になった記事を見つけましたので、ご報告します。
世の中のITのトップは「子供にスマートフォン」についてどう考えているかが垣間見える記事です。
以前に
こんな記事を書いていますが、じゃあ他の人どうやってるの?ってなった時に、「IT業界のトップはどうしているか?」が垣間見えた記事を読む機会があったので、そのご紹介と所感です。
見つけた記事1:ビルゲイツはどうしているか?
目に留まったのはこういう記事です。
Microsoftの元CEOビル・ゲイツが、子どもが14歳になるまで絶対に禁止していたこと。
これによれば、ビルゲイツの家庭では携帯電話(スマートフォン)は14歳になってから、というルールがあったそうです。
14歳といったら中学2年生ってところですね。小学生でもスマートフォンを所有してアレコレタッチしている世の中なのに、IT業界のトップランカーであるビルゲイツの家では14歳までスマートフォンや携帯電話を所有することが許されない、なんて、なんだか意外です。
見つけた記事2:スティーブジョブズは?
一方でAppleの元CEOスティーブジョブズは過去にインタビューでこう述べています。
https://www.nytimes.com/2014/09/11/fashion/steve-jobs-apple-was-a-low-tech-parent.html?_r=0
ここに記者との会話が掲載されていました。
※英文のニュアンスを勝手に書いていますので、詳しくは原文をご覧ください。
記者「あなたの子供ならiPadがさぞかし大好きでしょう?」
と質問したら、その答えが深いです。
「彼らはそれを使っていませんよ。」
言葉を続けます。
「私たちは、私たちの子供が家でどれくらいテクノロジを使うか、それを制限しているんです。」
というなんとも意外な答えです。だってスマートフォン/タブレットを牽引するAppleのCEOの家庭でiPadを使っていない、と?
その後に続く文章で、「スクリーンに向き合う時間より直接コミュニケーションを取るようにしよう」というニュアンスの記述が見て取れます。
それほど必要に迫られない?
この記事の例を見ると、「IT業界のトップランナー達が、意外にも自身のお子さんにはスマートフォンやタブレットを使わせていない」ということが見て取れます。それは企業にセキュリティポリシーがあるように家庭内にテクノロジのポリシーがあるかのようです。
昭和の子供たちがファミリーコンピュータ(ファミコン)の大ヒットによりコンピュータゲームにのめり込んだように、現代の子供はスマートフォンやタブレットを利用したSNSによるコミュニケーションやアプリによるコンテンツ利用にのめり込んでしまう、というところでしょうか。(勝手な憶測)
昭和の子供たちがファミコンの利用を制限されていたように、現代の子供もスマートフォン/タブレットの利用を制限される必要がある、時代や対象は変われども、結局注意すること・やらなきゃいけないことというのは同じことの繰り返しなんだなぁ、て言うところでしょうか。
大元には、
スクリーン経由でコミュニケーションをとるよりも、直接人と会ってコミュニケーションをとるんだ、直接会ったコミュニケーションを大切にするんだ
とか
その年代ならば、スクリーンをぺたぺたするよりも、もっと良質な本を読もう、良い活字を読もう
とか、そういった声が聞こえてきました。(あくまで個人的には)