treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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低スペックのWindows10PCのシャットダウンが遅い

以前に問題(たいした問題ではないのですが)に思っていたことが、これかもという対処法があったのでご報告です。
以前遭遇したWindows10のシャットダウンが遅い問題。

以前の問題

以前に

WindowsUpdate終わらせないとシャットダウンは長い - treedown’s Report

これと体験した内容と同じことなのですが、今回きっかけがあったので、もうちょっと詳しく確認してみることにしました。

対象のPCをシャットダウンすると、

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この状態からずーっとシャットダウンが進まない、という症状。

シャットダウン中のサービス状態

試しにサービスMMC(services.msc)をネットワーク経由で接続してみると、反応がありましたので、その画面からサービスの状況を確認してみました。
※この確認には、別のコンピュータで、対象のPCと同じユーザ名とパスワードで管理者権限を行使可能なローカルユーザアカウントが必要になります。

まずはサービスMMC画面の「サービス(ローカル)」を右クリックし、「別のコンピュータに接続」を選択。

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次に出てくる画面で「別のコンピュータ」の欄に、今回のシャットダウンが進まない対象PCのコンピュータ名かIPアドレスを入力してOKをクリック。

f:id:treedown:20210824014148p:plain
すると、サービスの一覧が表示されました。どうやら、シャットダウン中ではあるものの、ネットワーク経由でアクセス可能なくらいOSは起動している模様。
サービスの一覧を確認していくと、

f:id:treedown:20210824014202p:plain
「停止処理中」となっているサービスを見つけました。(以下)
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TrustedInstaller
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表示名:Windows Modules Installer

説明:
Windows の更新プログラムおよびオプション コンポーネントのインストール、変更、および削除を可能にします。このサービスを無効にしていると、このコンピューターに対する Windows Update のインストールまたはアンインストールが失敗する場合があります。

実行ファイルのパス:
C:\Windows\servicing\TrustedInstaller.exe
--------------------------------------------------------------

Windows Update関連ですね。個人的にはここ数年鬼門のジャンルとなりつつあります。

やってみた対処

やってみたのは、「スタートアップの種類」が「自動」となっていたので「手動」に変更する、という単純なものです。
プロパティ画面で、

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スタートアップの種類を変更できます。「手動」を選択して適用し画面を終了。

これで、

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スタートアップの種類は「手動」に変更されました。

手動にした動機

対象のPCでは「TrustedInstallerサービス(Windows Modules Installer)」が「自動」となっていたのですが、別のPCでは、

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このように、スタートアップの種類は「手動」となっています。

自動である必要性はなさそうなので、自動⇒手動でこの現象が収まってくれればいいなぁ、と今回は希望的な設定変更での経過観察。

対象のシャットダウン不調なPCでは以前SystemCenter製品(ConfigurationManagerクライアント≓Intune)が導入されていたことがある(現在は使っていないのでアンインストール済み)環境なので、その影響で「TrustedInstallerサービス(Windows Modules Installer)」のスタートアップの種類が自動になっていたんじゃないかと推測。

これで収まるといいなぁ、と経過観察。