treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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Windows10が最後のWindows…じゃなかったの?

2021年の6月24日というのは、もしかするとWindowsにとって大きな転換となる日、なのかもしれない、という話が6月に入ってから静かに噂となっています。
静かな噂というのはWindows10のサポート期限の話。

Windows10がサポート終了?

今月(6月)に入ってから増えたニュースが、Windows10が2025年にサポート終了する、っていう話。

Windows 10は2025年にサポート終了?
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1331284.html

「Windows 10」は2025年10月にサポート終了--ドキュメントに記載
https://japan.cnet.com/article/35172343/

Microsoftは2025年までにWindows 10のサポートを終了する予定
https://gigazine.net/news/20210614-microsoft-windows-10-support-end/

どうもMSのCEOが「過去10年で最も重要なアップデート」と表現した5月末の発表に加えて、このタイミングでWindows10 Home & Proの両エディションのライフサイクルポリシーの延長サポートフェーズ終了日が2025年10月14日となっている二つの点において、次期Windows OSの存在とそれに伴うWindows10の終了という憶測が出回っているように見受けられます。

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Windows10って「最後」って言ってなかった?

しかし、Windows10というOSがリリースするとき、「Windows10はWindowsの最後のバージョン」「これ以降は年二回の大型アップデートで機能の追加削除を実施することで、メジャーバージョンアップの代替にする」なんて説明を方々で見聞きした記憶があります。当時はWindows 8.1を利用していたので正直それほど差し迫っていなかった(XPやVistaのユーザじゃないとWindows10への移行はそれほど抜き差しならない状況はありませんでした。延長サポートフェーズ終了までかなり期間がありましたし。)ということもあってあまり熱心にWindows10に2015年時点ではWindows10への移行をしていなかったのですが、時は流れWindows7も今はなくWindows8.1も再来年に延長サポートフェーズ終了を迎えます。

そう思うと、新しいOSがリリースされるには妥当なタイミングに思えますが、しかしそれにしてもWindows10リリース時に大声で「Windows10は最後のWindowsですから」とMSが主張していたのに…と思うところはあります。

邪推してみる

注:この項は個人的で勝手な邪推と推測です。

元々コンシューマー向けのWindows10は人柱的な位置づけとしてハードウェアが壊れるまでサポートする「Current branch」として提供、本線はサブスクリプションでWindows10を利用している企業ユーザ(は月額課金でWindowsを利用しているユーザ)なので、この層へのリリースまでに更新プログラムや大型アップデートの人柱になってくれればコンシューマーへはそんなに課金がなくてもいいか、って思っていた?(もしかして。)

しかし、思ったほどコンシューマー向けのWindows10では不具合情報が収拾できず、コンシューマーを人柱に使って法人向けの更新プログラムや大型アップデート配信までのフィードバックを手に入れるのは思ったほど成果が挙がらなかった。(かもしれない。)

そこで、もう一度方針転換し、新しいWindowsをメジャーバージョンアップという形でリリースすることによって、コンシューマーからも売上を上げつつ、Windows10で慣れてきただろうから引き続き人柱的な位置づけにしていこう。

なんて邪推してしまいました。

Windows10って…(個人的な評価)

注:この項は個人の主観です。

Windows10に至るまでの三世代でどんどんコレじゃない感が高くなってきたような感じがするここ10年のWindows。
個人的には、Windows7≧Windows8.1>Windows10、という感じです。
※ちなみに、Windows8.1とVista(SP2後の)はもうちょっと世間に評価されても良いと思う(個人的な意見です。)

Windows 8.1ってスタートメニューは微妙でしたが、それ以外はWindows7よりキビキビ動くようになったし、謎のストア(使えるアプリがほとんど提供されないストア)なんかはあっても空気みたいな存在で、今までのWindows7と同じ使い方をしようと思えば同じ感覚で使えていたのが良い感じ。

いままで、不具合の心配をしないで普通に使えていた機能が、何かしらの不具合で動作が不安定になることがWindows10には多い印象です。

これがWindows10になってからは、どんどんアプリケーションがUWP化してきて…と思ったらデスクトップアプリに回帰してきているような最近。
じゃあ、Windows8.1からWindows10に進化した意味って?Windows7(かWindows8.1のデスクトップモードをもっと進化させる)で良かったんじゃ…?と思うところも。(結局、従来のWindowsユーザが欲しかったWindows10の形というのはLTSB(LTSC)リリースされたWindows10だったんじゃないか?というのは2021年の今でも思う。)

管理者の労力が掛かる半期の大型アップデートに振り回されただけのWindows10というOSとの苦痛のような付き合いしか思い出が残っていないような。
(※使わない新機能であっても大型アップデートのタイミングで新機能はOS上で有効化される、というとはその新機能の追加のために半期に一回長時間PCの使用を中断させられるアップデート適用時間が必要になる、という。)

Windows10って結局なんだったのかよく分らないままサポート終了を迎える、ということになってしまうのでしょうか?

なんだか心配。
そういや、昔もMSを心配していました。

blog.treedown.net

そういや、将来的にはコントロールパネル廃止、なんて話も目にしたことがあって心配。※コントロールパネル多用している一ユーザとしては。

6月24日の発表を待つ

公式に発表となるのが6月24日(今日?)

この日にどんな発表があるのか、そしてその内容はWindows10の新版がリリース予定なのか、はたまたWindows10の大型アップデートの扱いとなる新版なのか、という点に特に注意して、発表を待ちたいと思います。