昨日の記事からの続きです。
昨日の記事:(1/2)NASの必要性、なんで家庭ではNASなの? - treedown’s Report
今日は昨日の続きとしてオンラインストレージとNASNEについての感じていることなどをご報告します。
最終的にNASNEいいよね、みたいな記事になってしまいました。そんなつもりはなかったのですが。
オンラインストレージはスマホ専用になるの?
オンラインストレージのいくつか、いやYahoo!ボックスに限った話かもしれませんが、スマートフォンをメインターゲットとして軸足を移しつつサービスを改変して居るように見受けられます。
ユーザ数を確保するためには世の中のユーザ数:デバイス数が総じて多いスマートフォンの方角を向いてサービスを設計するのは仕方ないことかなぁとPCユーザである私としては寂しさを感じつつ、時代の流れを噛みしめています。PCいらないよ、って人増えてきましたものね。
こうなると、PCユーザとして心配なのは「他社もこの流れに追従して、スマートフォン特化型のオンラインストレージにシフトしていかないか」という心配が先立ちます。ようするにオンラインストレージって提供会社が「ウチはスマホ用にシフトします」って決定してしまうと一ユーザはどうしょうもない、という悲しい現実があります。
一ユーザでどうしょうもないサービスにべったり依存するよりは一ユーザがどうにかなればいいレベルのNASのほうが良さげに思える、というのが私の考え方です。
スマートフォンで便利に使える家庭内NAS、という製品もいくつか世に送り出されています。代表格としては「NASNE(ナスネ)」かなぁと思っています。
家庭内NASとしてNASNE(ナスネ)
コストパフォーマンスが高い点が個人的には評価しています。いろいろできます。
簡単なファイルサーバとして共有フォルダにOffice(WORD/Excelなど)文書ファイルを格納しCIFSアクセスでPCから参照できます。
加えて、テレビ番組のレコーダー機能を持っています。
録画した番組は、DLNAで同一LAN内に(LANケーブルを)接続しているDLNAクライアント機能内蔵テレビからNASNEで録画した番組の視聴もできます。要するにレコーダー代わりに設置してテレビから操作して番組が見れるわけです。(※PCでの視聴は有料ソフトが必要になりますが、思わず買ってしまいそうです。)
ですが普通のレコーダーと違って操作全般にはスマートフォンが必要です。スマートフォンで予約してスマートフォンで見終わった番組の消去なども操作することになります。おまけに視聴もできます。家族がゲームしてて番組が見れないのであれば、同一LAN内に無線LANで接続してスマートフォンで番組視聴、という方法も取れます。
このようにNASNEはスマートフォンと仲良しです。
仲良しついでに、スマートフォンのカメラで撮影した写真や動画を自動的にNASNEにアップロードすることもできます。
スマートフォンで撮影した写真はすべてNASNEに自動でアップロードするようにしておけば、いちいちスマートフォンやマイクロSDから写真データをPCに移す必要がなくなってしまう点がメリットです。(しかも撮りためた写真はDLNA対応のテレビでスライドショーで閲覧できるというメリットも)
ここまでNASNEを推してしまいましたが、別段NASNEでなくてもこれくらいの機能を提供してくれるNASは探せばボチボチ出てきますし、LinuxのTipsを紹介しているサイトでこういった家庭内NASを構成する方法を紹介してくれている記事も見つけることができます。
ただ私はNASNE以外のDLNA対応NASを使ったことがないので、あまり無責任なことは言えないものでNASNEの話だけになってしまいました。
NASNEじゃなくても自分のこれだ、と思えるNASが自分の手元にあれば、いいんじゃないかと思っています。
まとめ
NASってあればあったで意外と便利ですよ。
ですが、バックアップはくれぐれもお忘れなく。
転ばぬ先のバックアップ、です。
特にこの記事で持ち上げてしまったNASNEにはRAID構成されているわけではないので単一HDDです。単一HDDは故障したら即アウト、外付けUSBででもHDDを付けてバックアップしておかないと故障におびえながら使う必要がでてきますし、Windowsからのバックアップができるわけでもありません。何かしら対策が必要ですが、他のLinuxベース(のような)NASなら共有フォルダコピーのような機能でバックアップは取れますしNAS自体にバックアップ機能を備えている場合もあります。