treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

※https化しました。その影響でしばらくリンク切れなどがあるかもしれませんが徐々に修正していきます。 リンク切れなどのお気づきの点がございましたらコメントなどでご指摘いただけますと助かります。

故障したDynabookをメーカ修理する金額

今日はDynabookの故障をメーカ修理した場合に掛かる費用についてご報告します。
昔の経験談で支払った料金です。

※本記事に記載の料金は概算です。実際の修理代金はメーカ診断によって決定するものですし、PC部品は変動することがありますので、あくまでご参考までにご覧ください。
覚悟を決める手助けにはなるかな、という趣旨の記事です。

症状1:HDD故障

機種名:dynabook T350(型番:PT35056ABFW)
前々からPCを利用しているときに「Microsoft_Windows_ハードディスクの問題が検出されました。」というメッセージが画面に表示されていたWindows7のDynabook。とうとうOSのブート時に「Intel UNDI PXE...」というメッセージが表示されブートデバイスとしてHDDを認識しなくなったようです。
※「Intel UNDI PXE...」メッセージ自体はLAN Managerによるネットワークブートリソースを検出している、という類のメッセージでありまして、これ自体がエラーを示しているというわけではありません。あくまで優先順位の高いブートデバイスであるHDDがブートできなくなったので、それより優先順位の低いLAN ManagerによるブートをPCが施行している、という状態です。

ハードディスク交換で事足りる、と言えますが、バスの問題(SATAポートやマザーの端子側に問題があるかも、という意味)も考えられたので、メーカに診断から修理までを依頼することにしました。

部品代:\17000+リカバリ作業費:\5250+基本技術料金:\12600
 =合計¥34850
※これに消費税が必要、となりました。

ハードディスクの交換もさることながら、OSリカバリ作業費、という費用が外せないことに驚いたものです。ハードディスク交換すると当然OSがインストールされていないまっさらHDDだからOSをインストールする必要があるのですが、ココにも作業費ってのが掛かるのは想定外でした。

ちなみに、これで高いから止めようとなった時にはキャンセル料として¥4200
が必要になります。

症状2:水濡れ・水被りその1

機種名:dynabook R631(型番:PR63228FMFK)
PCにお茶が掛かったということで持ち込まれたPCがこれです。
話によればワケありでガッツリお茶がキーボード部分に掛かってしまったためキーボード&システムボード部が水を被ったのは間違いないそう。
早速修理見積もり、いわゆるUltrabookの走りでリリースされたノートPCなので高級だろうなぁ、てことは修理費もお高いんだろうなぁ…、と不安がっていると、
メイン基板:\59000+キーボード一式:\8000+基本技術料金:\12600
 =合計¥79600
※これに消費税が別途必要

キーボードより高い基本技術料、でも当時最新式のUltrabookを買い直すことを考えれば修理は妥当な線にも思えます。メイン基板が腐食しており交換が必要かつキーボードインシュレータの交換が必要、という連絡を受け、その二部品を交換する、という修理内容で上記料金です。
例によってキャンセル料は¥4200掛かりますし、SSD(HDD)の問題はなかったので中のデータは一切消去されません、という回答だったため、修理を依頼することになった記憶があります。

症状3:水濡れ・水被りその2

機種名:dynabook T350(型番:PT35056ABFW)
PCに飲料が掛かってしまい電源が入らなくなった、として、修理見積もりを依頼されて見積もりました。
前回のお茶こぼしと同じくらいだろうな…という温度感で修理に送り出したのですが、様子が違っていました。

ディスプレイケーブル:\4500+メイン基板:\39000+HDD&リカバリ:\21000+キーボード交換\5000+光学ドライブ:\44000+メモリ:\13000+タッチパッド:\3000+スイッチ(電源?)基板:\3000+基本技術料金:\12600
 =合計¥145100

合計したら同じ機器もう一台買えますよ。PCの主要部品の総取り換え状態にもかかわらず修理の場合には個別の基本技術料金の分高くなる、くらいの勢いです。
よくある修理のジレンマに悩まされることになりました。この場合、中のデータも水濡れで死亡していたのでデータを取り出すために修理する、という価値もあまり見いだせないという点がありました。
ここまでくると修理をあきらめた方が懸命です。やはり修理しない、という結論を受け取ってキャンセル料¥4200を支払う手続きを取りました。

PCへの水こぼしは要注意

水濡れ、水被りでも、液体を被ってしまった箇所や被り具合によってもかなりの修理代金の差が出る、という点は要注目ですね。
最初から液体を被らないようにしておけばいいのですが、そうもいかないところはあります。いざ被ってしまったとしてもできるだけ最小限に収まるといいですね。