パソコン（のSSD）、玄箱Pro×2台、ギガビットイーサスイッチ×1台、と次々手持ちの機器が故障していく最近…。
今度はメインの仕事環境で利用しているPCのモニタが故障してしまいました。ショック。不便です。
故障したディスプレイ
故障したのはThink Centre A50に付属してきたIBM時代の「ThinkVision L170」（型番：6734-AC0）というモニタでした。
本体側のThink Centre A50自体はほとんど使っておらず別の本体に交換してモニタだけは引き続き使っていました。
アナログVGA専用でSXGA（1280×1024）対応と当時ではなかなかのモニタですが、2019年現在ではもう何世代も前ですなぁ。
机が狭いのですがこの17インチモニタを2枚置いてマルチモニタ環境にしていました。そのうちの1枚が故障してしまう、という状況。
症状
電源ボタンを押下して電源を入れる、
電源ONを示すLEDが緑色に光り点滅を始めます。
いつもは気にせずPCの電源を投入するのですが、PCが起動してきません。正確にはPCは起動しているようなLED表示なのですが、マルチモニタ環境にある両方の液晶画面にWindows10の画面が表示してこない、と言う状況。
何度か起動を繰り返していると、2枚の液晶画面のうちサブ側のディスプレイは反応することが分かりました。
そのうち、サブ側のディスプレイだけでPCは起動し、メイン側は真っ暗なままでシングルモニタ環境としてPCが起動。
※しかし、再起動を何度か実施した感じでは、PCは起動すれどメイン・サブ両方のディスプレイが真っ暗で画面表示がされない、ということも。どうやら故障したモニタが接続されていると、何回かに一回しか起動したWindows10の画面が表示されない、ということのようです。故障したモニタを接続した状態だと起動が不安定になっちゃいます、って判断しました。
故障を判断するのに、よく起動を見てみると、電源投入後に正常な方のモニタでは
こんな感じで電源投入後に起動のロゴが表示されます。
モニタはどのモニタでもメーカロゴが起動時に表示される（一部例外や設定で無効化するケースもあるけど）のですが、故障が疑われる方のモニタでは、電源投入後にもこのIBMロゴが表示されませんでした。
ずーっと真っ暗で電源LEDが点滅しっぱなしの状況でウンともスンとも言わない。
別のPCのVGAにも繋げてみましたが、故障が疑わしいモニタのほうはOSの判断で（ソフト的に無効化され）切断されてしまうという状況でした。
これはいよいよ故障だな、と。
ちなみに、故障が疑わしいモニタを外した状態でPCを起動すると、何の問題も無くWindows10の起動画面が表示されました。（何回かに一回失敗とかいうこともなく）
マルチモニタ環境で故障したモニタを繋げていると、正常な方のモニタも使えなくなるケースがある、ってことのようです。
マルチモニタ環境
ひとたびマルチモニタ環境を使ってしまうと、もうシングルモニタの環境には戻れない
ってよく言われる話。自分もメイン環境ではマルチモニタ環境に慣れてしまい、もうシングルモニタ環境には戻れなくなっていました。
PDFのマニュアルを見ながら設定画面を開く、とか
ブラウザで情報収集しながらリモートデスクトップやターミナルで接続したサーバなどを操作する、とか
メインPCで接続できない他のネットワークにVPN接続する専用PCをモニタ2側で切り替えて、2台のPCを同時に操作する、とか
Hyper-Vマネージャ画面を1画面で開きつつ、ゲストOSのHyper-Vコンソールを別の1画面で開いて操作、とか
これが全部できなくなる、というのはなかなか不便。スペックが低くても17インチくらいでマルチモニタ2台ってのは、狭いPCのデスクに収まるディスプレイサイズでちょうどいい大きさの表示量なんですよね。（あくまで個人的には）
故障したので代わりとして
取り急ぎ持ち出してきたのはXP時代に使っていたiiyamaのPro Lite 38aというモニタ、古い…。
1024×768が最高解像度でもちろんVGA専用、電源内蔵でACアダプタでない液晶モニタってところが救いな程度の古いモニタです。
もうほとんど使って無くて、たまにキッティングで持ち込まれたPCで使う位の用途だったのですが、急を要する事態です。この際、贅沢言ってられません。
ひとまず壊れたモニタと交換、起動してみます。
…、解像度が低い…、やや不便ですが、これでマルチモニタ環境は最低限キープ。
予備のモニタを捨てずに残しておいてよかった、と思った出来事でした。
