1月3日配信されたKB4461627が影響して、仕事始めからExcelが起動不良になった、という話をご報告。
といっても、配信停止にしただけです。
1月4日、仕事始め、いきなり?
1月4日が仕事始めとなる会社は多くあります。別件でサーバの障害があってヒーコラしてました。
そんな中、PCで異常が発生との報。
「んー、なんかExcel開けなくなりましたよ。」
む、なんですと?でも今日1月4日ですよね。あーそうか、あんま起動していなかったPC?
「いや、年末も起動していたPCです。」
だとすると、変だな、こういう時に定番のWindows Updateなんてないし…
と、思っていたら、実は2019年1月3日、いきなりExcel2010の更新プログラムが配信されていたらしい。
「KB4461627に不具合があるみたいですよ。こっちでアンインストールしたらExcelが正常起動するようになったので。これが原因ですね。」
あ、原因の切り分けまでやっていただけてましたのね。ありがとうございます。
「で、これ、配信されないようにいったん止めておいてもらえますか。」
と、いうわけで、さっそく配信を一時停止。
1月3日から更新プログラムを配信とは…、何ともお疲れ様です、といいたいところなんですが、仕事始めから更新プログラムの適用で不具合発生というのはちといただけません。
KB4461627の正体
この更新プログラム、それほど重要ではなさそう。とりあえずセキュリティアップデートではないのでインストールを遅延させても(もっと言うとインストールしなくても)問題はなさそう、さっそく配信停止を仕掛けておきました。
その更新プログラムの内容、詳しくは
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4461627/january-2-2019-update-for-excel-2010-kb4461627
↑こちら。
見た感じ新しい元号に対応するための更新プログラムのようです。
うーん、新しい元号に対応するために適用した更新プログラムの影響で、Excelが起動しなくなるなんて…、新年早々あまり嬉しくない更新ですね。
見た感じではOffice2010(つまりExcel2010)用の更新プログラムのようなので、Office2013やOffice2016(つまりExcel2013やExcel2016)なら問題は起きないように読み取れます。
新年早々ね…
取り急ぎ、新年早々の仕事始めでExcel2010が起動しなくなったら、
「KB4461627をアンインストール」
と覚えておくといいかも。そしてWSUSを使っているような規模であれば、KB4461627は拒否(承認しないように)しておき、KB4461627の修正版がMicrosoftからリリースされるまでは適用しないようにしておけばいいんじゃないかと。Intuneで配信しているので、ひとまず32ビット版も64ビット版も両方とも拒否。
2019年、年始から、いろいろあってバタバタしております。