treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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Windowsのバージョンと別名称の対応表

仕事上Windowsのバージョン(詳細なバージョン表記の方)を使うことがあったので、メモがてらご報告します。ほぼ自分用のメモ。

内部バージョンと呼ばれるバージョン番号の羅列です。

Windowsの製品名とバージョン番号の対比

「Windows バージョン番号(名称+バージョン) = Windowsの製品名」で記載
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サーバOS:
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Microsoft Windows NT Server 10.0 = Windows Server 2016
Microsoft Windows NT Advanced Server 10.0 = Windows Server 2016 Datacenter
Microsoft Windows NT Server 6.3 = Windows Server 2012 R2
Microsoft Windows NT Server 6.2 = Windows Server 2012
Microsoft Windows NT Advanced Server 6.1 = Windows Server 2008 R2 Datacenter
Microsoft Windows NT Server 6.1 = Windows Server 2008 R2
Microsoft Windows NT Server 6.0 = Windows Server 2008
Microsoft Windows NT Server 5.2 = Windows Server 2003
Microsoft Windows NT Server 5.0 = Windows Server 2000
Microsoft Windows NT Server 4.0 = Windows NT
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クライアントOS:
-------------------------------------------------------
Microsoft Windows NT Workstation 10.0/6.4 = Windows 10
Microsoft Windows NT Workstation 6.3 = Windows 8.1
Microsoft Windows NT Workstation 6.2 = Windows 8
Microsoft Windows NT Workstation 6.1 = Windows 7
Microsoft Windows NT Workstation 6.0 = Windows Vista
Microsoft Windows NT Workstation 5.2 = Windows XP x64
Microsoft Windows NT Workstation 5.1 = Windows XP
Microsoft Windows NT Workstation 5.0 = Windows 2000

何に?

System Centerシリーズで管理するときに、対象のWindowsOSを識別するときに、通常の呼称である「Windows10」とか「Windows8.1」という名称を指定できず、「Microsoft Windows NT Workstation 10.0/6.4」とか「Microsoft Windows NT Workstation 6.3」と指定する必要があるケース(設定箇所)があります。内部バージョンと製品名に割り当てられた数字はズレている(のが多い)のでこのように一覧で覚えておくことになります。

簡単に見れる場所

コマンドプロンプトを起動すると、一番上の行に、現在のWindowsの内部バージョンを確認することができます。

例えばWindows8.1では

f:id:treedown:20181002170958p:plain
Windows10だと

f:id:treedown:20181002171009p:plain
となります。

見てて思ったこと

Windows XPは2000のマイナーバージョンアップという扱いでバージョン5系になっています。なんとなく分かりますけどXPってメジャーバージョンアップじゃなかったっけ?と思う側面もあります。一方でコードベースで一から作り直したというWindows Vistaが6.0なのはなんとなく納得。

Windows7はあまりにも評判の悪かったVistaの不満点を解消すべくがんばって早期に作り込んだマイナーチェンジという側面を考えると6.0⇒6.1となるのはなんとなく理解できるのですが、Windows7の名称の由来は(確か)「Windowsとして7番目のリリースだから」という理由でWindows7と名付けていたはずです。これもメジャーバージョンアップという扱いだったはず。
しかし内部バージョンを見ると、6.0⇒7.0としたほうが区切りがイイにも関わらず、マイナーチェンジに過ぎないからかバージョン含めた内部名は「Microsoft Windows NT Workstation 6.1」とされているところが面白いところです。

あと、Windows8ってVista同様に一からコードベースで作り直したような話を聞いたことがあるのですが、内部バージョンはと言うと、「Microsoft Windows NT Workstation 6.2」、ここから8.1でも「Microsoft Windows NT Workstation 6.3」とWindows Vistaからマイナーチェンジしかしてないんだなぁ、と言うのを改めて実感。

ここから、Windows Server 2016やWindows10になると「Microsoft Windows NT Server 10.0」とか「Microsoft Windows NT Workstation 10.0」という具合に、一気に内部バージョンがジャンプアップします。これもまた興味深い数字の割り当て方ですね。Windows10ってのはそれだけ新しくしようという心意気を感じます。OS自体の評価はさておき。