フォントって高級品なイメージがありますが、近年は利用に制限がないフォントも数多く世の中に輩出されており、使う側としてはうれしい状況です。
今日は、ちょっとそんなフォントについて思ったこと、個人的に感じていることをご報告します。
前回記事「モリサワフォントが一部無償で提供された」で思ったこと、です。
いろいろあるフォント
有名フォントだとモリサワ新ゴ、小塚フォント、イワタミンゴ、MacユーザにとってはOsakaとかヒラギノとかも有名フォントです。専門じゃないので、あんま知りませんけども。
フォントをちょっと買おうとしたら数万円は簡単に飛んでいきます。高価なんですねぇ。
そういやぁ、次期Windowsの大型アップデートWindows 10 Fall Creators UpdateではOS標準フォントとしてモリサワフォント「UDデジタル教科書体 R」と「UDデジタル教科書体 B」の二つの書体が採用される、ってのが静かに話題になっていたのを思い出しました。Insider PreviewのBuild 16215ではすでにこの二書体が利用可能になっているようです。モリサワ謹製のフォントがOS標準で利用できるなんて。UDデジタル教科書体も要チェックですね。
フォントってフリーでも十分?
フォントは基本的にフリーのもので十分という場合も多くあります。と、いうよりフリーのフォントの出来がよいので有償のフォントじゃないとダメだ、というシーンが少ないというほうが正しいかもしれません。少なくとも困ったことはないです。(他の仕事では困ること多数なのでしょう。お察しします。)
基本的には多くのフォントの派生元になっているIPAフォントとかM+ FONTSをおさえつつ、Source Han Sans(源ノ角ゴシック)とSource Han Serif(源ノ明朝)を使ってるとフォントにはそれほど困らない、という感覚です。(当然仕事にもよりますが)
ちなみにSource Han Sans(源ノ角ゴシック)とSource Han Serif(源ノ明朝)という呼称はAdobeがリリースしているフォントの名称で、Googleが同じフォントを「Noto Sans CJK」(源ノ角ゴシック)と「Noto Serif CJK」(源ノ明朝)という名称で提供しています。(AdobeはAdobe Typekitでの提供)
これは、AdobeとGoogleやイワタといった面々と共同開発したフォントということでなかなかに魅力的なオープンソースのフォントです。
フォントを利用するときに心配なこと
フォントを利用するときに心配なのは、「フォントごとに使用許諾条件がある」という点です。うっかり禁止事項に抵触してしまうんじゃないか、って不安になって、あれこれガツガツと収集しても「こういう使い方しちゃだめよ」って条件を気にして使い切れない、という点が(個人的には)ポイントです。
文書とか印刷物とかデータにフォントを指定するときに、「このフォントの使用許諾条件なら大丈夫だ」と意識してフォントを指定するかというとやっぱ厳しい、何も考えずに自由に利用できるフォントだけ自分のPCに入れておきたいと思います。
ん?なんか昔あったなぁ、この辺↓