スランプ、って誰しも陥る時期があるものです。
エンジニアにとってのスランプ。だいたいちょっと業務に慣れてきた時に自分の中でそう感じる時期が出てきます。
そういうとき、ちょっと先輩と会話してなんとなく気が晴れたことがあります。
会話は記憶で再編集した半分フィクションの昔話をご報告します。
なんとなく、最近
「最近、スランプなんですよね。」
「ほう?どうしたんだい?」
「なんか、何をやっても"ベスト"という満足感がないんですよ。まだ駆け出しのころだった昔は"やり切った感"ってのがあったんですけどね。」
「なるほど…、自分の出した成果が物足りない?
もしくは、"オレはもっとできるはず"って思っちゃう?」
「あぁ~それっぽいですね。確かにそんな感じ、あります。」
「それは、"成長した証"だからいいよ。そのままで。」
「ん?成長…ですか?」
「そう、成長。」
…?
「要するにさ、ベストを尽くした、と思えるのは"自分の能力ではこれ以上できない"と自分で思えるまでやり切った、ということでしょう?」
「そうですね。」
「でもさ、自分の能力は成長によってもっと上を目指せるとしたら?さらなる高みに、ってことだよ。
その正体が、"オレはもっとできるはず"、に繋がっているんじゃない?」
「自分が成長しているからこそ、以前と同じくらいの成果では満足できなくなっている、ってことですか?」
「そういうこと。技術者ってさ、一生涯成長を続けていかなきゃいけないんだよ。常に知識レベルを底上げして、なおかつ最新技術を習得し…。ここまででイイや、って思った時点で成長は終わり。
成長し続けるには"もっともっと"が必要な側面はあるよ。今がそれじゃない?」
なるほど。
「要するにさ、スランプだ、って思っているんなら、過去の自分よりもできるようになった自分の成長を喜ぶとイイよ。どうしたらスランプを抜け出せるかを考えるより、"よりいい成果を出すにはどうしたらいいのか"を考えた方が具体的だし、解決しやすいんじゃないかなぁ。」
なるほど×2
「ま、手を抜いているんなら論外だがね。」
自分で決める限界点とスランプ
「スランプって自分で思っているからスランプになる(なっている)のはあるよね。」
みたいなことを言われた記憶もあります。
成長しているから自分はもっとできるはず、でもできていないように思える、この自己評価のギャップがスランプを感じさせるけど、周囲は意外とそう見ていないことも多い、ということも。
うーん、なんか昨日に引き続きまとまりないですなぁ。