今日は玄箱Proで構成しているNAS環境を、もしリプレイスするなら…という「もしも」を考えてみましたのでご報告します。
すぐにやるわけではありませんが、なんとなく構成を考えてみたので、未来の自分向けのメモの意味合いもあります。
今の構成⇒玄箱冗長構成
玄箱Pro1号機<内蔵HDD>
↓Rsyncで同期
玄箱Pro1号機<内蔵HDD>
簡単に作って共有フォルダだけ冗長させている環境、一台がリタイアしてももう一台にデータは同期されているので、同期後までのデータは何とかなる、という環境になっています。
いま使っている構成、便利だし手間いらずで24時間365日稼働してくれています。
しかし、いつかは故障するでしょうし、玄箱Proはもう生産終了してから結構な期間を経ています。いつか使えなくなるってのは仕方のないところです。
次ならRaspberryPi?
次にやるならどう考えてもRaspberryPiにRAIDケースというくらいの構成にはしたいですね。しかし玄箱Proはあれでなかなか省電力です。24時間365日つけっぱなしで差がでるものか気になりました。さてどんなものでしょう。
今手持ちのRaspberryPi2の消費電力は概ね1W~2Wといったところです。稼働上なんでもありませんね。RaspberryPi3になったとしてもそれほど劇的に消費電力が増えることは考えにくいので、それほど電力消費は気にしなくてよさそうに思えます。
例えばここに、よくあるHDD2台でRAID 0/1が利用可能なUSB HDDケース何かを接続して使うとしてもせいぜい10W~15W程度を見ておけば十分かなと思います。
玄箱Proは概ね15W程度の電力消費量なのでRaspberryPi+USBのHDDと玄箱Proは同じくらいの消費電力と考えてよさそうに思えます。
そうなると、次世代のNASにするとしたらやっぱRaspberryPiかなぁ、と思えてきました。
RaspberryPiで冗長するには
玄箱Proの動作とRaspberryPi2にUSB HDD(RAID)を接続して常時動作させるのは消費電力の観点ではあまり変わらない、ということなので、RaspberryPiにUSB-HDDを接続してNASにするのは同じことが期待できる、ということになります。
さらに、RAID搭載可能なUSB接続のHDDケースなら玄箱ProのメモリやCPUを大幅に上回る上にRAID1で保護したりRAID0でHDDアクセス速度アップ何かを期待できるNASというかサーバになるということになります。ただ、現在のRaspberryPiはUSB2.0ポートしか使えないため、次世代のRaspberryPiでUSB3.0が搭載されてくるかどうかという点が気になるところですね。
USB3.0接続ができるようになった、という前提で、今の玄箱Proのようにデータを保管する共有フォルダの記憶装置となるHDD部分は同期(複製)して冗長するようにするとなると…
RS1=メインで利用する、RAID 0でアクセス速度アップ
RS1------------<USBHDD>------------<HDD1:HDD2=RAID0>
↓複製(OR同期)
RS2------------<USBHDD>------------<HDD1:HDD2=RAID1>
RS2=副系としてバックアップ、Rsyncで複製を保持するのでRAID 1で信頼性向上
これなら普段利用するNAS(RS1)側はアクセス速度が期待できるので、より快適になるだろうし、冗長副系のバックアップ側(RS2)のサーバは、RAID1でアクセス速度こそ期待できないだろうが、信頼性が向上するような構成になります。
最悪でもRS2のHDD1台が残ればデータとしては確保できることになるので、家庭内やSOHOの共有フォルダをホストするNASとしては十分な信頼性を提供してくれそうな気がします。。
となると、HDDの容量もちょっと考えなきゃとおもいましたね。
RS1側のRAID0にするHDDを例えば2TBにしたら2TB×2=4TB
RS2はRAID1で構成するので、RS1の4TBデータを1台のHDDで収集できるように4TB×2本を用意する必要があるってことになりそうです。
4TBのディスクってまだちょっとお高めですね。
2TBで1万円切るくらいの価格で4TBだと2万円をちょっと超えるくらいの価格で現在発売されています。3TBが1万円ちょっとくらいの価格で販売されているのを考えると、4TB、ちょい高いなぁ、というところは思います。
これを
これに入れて構成すればいい感じに思えます。前のモデルは6800円くらいで手が出やすかったんですけどね、リニューアルしてちょっとお高くなっています。
しばらく価格をウオッチしておきたいところですね。