前回の「 (1/2)NICの優先順位を変えたいなぁって思った」の続きです。
実際に設定を実施するためのPowerShellコマンドレットを実行して結果を確認してみた結果です。
では設定を
設定はそれほど難しくありません。
ですが、設定内容や影響を考慮して、必要に応じてもとに戻すことができるかどうかはよく検証の上で設定を実施することをお勧めします。単純にメトリック値を変えるだけでは問題があることもあるような気がします。
さて、設定方法は…
Set-NetIPInterface -InterfaceIndex %ifIndex% -InterfaceMetric %InterfaceMetric%
Get-NetIPInterfaceで取得した一覧の中にある、「ifIndex」の値を指定してどのNICを設定するかを指定します。
ポイント
ここで重要なのが「InterfaceMetric」で指定する数字です。
昨日覚えておいた「数値が低いほど優先度が高い」をポイントになります。今回は優先順位入れ替えなので高い方を低く、低い方を高く、という具合に調整することで優先順位を交換することになります。
Get-NetIPInterfaceで取得した一覧の中にある、「InterfaceMetric」の値を自身の設定したい優先度になるよう数字を調整して設定します。
ifIndex InterfaceAlias InterfaceMetric
--------------------------------------------------------------------------------------
14 vEthernet (外部NW(USBNIC1)) 25
20 vEthernet (外部NW(OnBNIC)) 35
今回はifIndexが14であるUSBのNICの優先順位を(メトリックを25⇒30)下げ、ifIndexが20であるオンボードNICの優先順位を(メトリックを35⇒20)上げます。
実際に実行
管理者で実行したPowerShellコマンドレットで
Set-NetIPInterface -InterfaceIndex 14 -InterfaceMetric 30
Set-NetIPInterface -InterfaceIndex 20 -InterfaceMetric 20
と実行
そうすると、
ifIndex InterfaceAlias InterfaceMetric
--------------------------------------------------------------------------------------
14 vEthernet (外部NW(USBNIC1)) 30
20 vEthernet (外部NW(OnBNIC)) 20
表記が変わりました。
念のためPCを再起動して設定は保持されるかどうか確認しましたが、上記の設定はきちんと保持され、NICの優先順位を狙った優先順位にすることができましたので、以上で設定完了となります。
ここまでやっておいてなんなんですが、ほとんどのWindows10ユーザは自分でNICのメトリック値を変更せず自動メトリックを使った方がいいですよ、きっと(バインドの優先順位をGUIで操作できなくなったってのは何かワケがあるのに違いない)ってちょっと思いました。