treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

通信不良?いえいえケーブルがないからです。

今日も昔の話です。無線LANが導入される前のことなので、結構前の話をご報告します。

その問合せは突然に

突然の問合せ。
「なんで通信できないんですか?」
トラブルですか。今回はいったいどうしたんでしょうか。
ちょっと仰々しく、
え?どうしたんです。昨日まで使えていたんですよね?
などと、多少大き目のリアクションで問いかけてみます。
答えは単純でした。

「ケーブルがないんですよ。LANケーブルっていうの?」

そもそも…

その場所に配線がなかった、と言うのが原因です。

LANケーブルを敷設していない場所で通信はできないものですよ。
「え?どこでも使えるんじゃないの。設定したって言われたけど。」
いやいや、設定は、ですね。PCに通信可能になる設定をした、というだけで、LANケーブルをつなぐと通信ができるように設定する、ということです。

「じゃあ、LANケーブル頂戴よ。」
ほほう…。そうきましたか。

敷設決定

LANケーブルを差し上げるだけで通信ができるようになるもんじゃない、ということは理解してもらえたので、早速敷設に取り掛かることにしました。
部屋の端からLANケーブルが敷設されているのですが、逆側の壁にあたる部屋の対抗側の端へLANケーブルを延伸しなければいけないという状況です。
なかなかレベルが高いですね。

必要なものは…

  1. LANケーブル(リール)
  2. RJ45コネクタと工具類
  3. モール

部屋の逆側のLANケーブルを集線している箇所から壁を伝い、天井にケーブルを立ち上げます。
壁面モールを壁の目立たないところに貼り付けて天井に立ち上げるようにします。

まずはモールを付属の両面テープでペタペタ壁と天井に貼り付けていきます。
LANケーブルが通る道なので障害物がなければそのまままっすぐに貼り付けていけばいいのですが、途中で障害物に阻まれるようですと、うまく迂回して通してやる必要があります。
今回はエアコン用のモールが設置されていたので、そのモールに並行にLAN配線を敷設することで反対の壁側にLANケーブルを落とし込むようにします。
壁の端から対抗側の壁の端にLANケーブルを渡す場合には実際の部屋の広さと同じだけのメートル数のモールが必要になってしまいます。量販店などで購入すると結構な量になってしまいますので、通販を利用したほうが便利ですね。

天井を橋渡ししてみました。
図:天井をLANケーブルが横断

f:id:treedown:20160620174435p:plain

途中でエアコン用のモールで阻まれた箇所はあきらめて配線をむき出しにすることにしました。やむを得ません。

天井から壁を伝って床まで落とすと、このような仕上がりになります。
図:壁から床へ落とす

f:id:treedown:20160620174726p:plain

実際にかなり長いケーブルを結構な作業で敷設することになりますので、余裕があるようであれば、二本のLANケーブルを敷設して一本を利用する、一本は予備線、という形で用意したほうがいいですね。これなら一本が不幸にも断線し使えなくなったとしても予備線を利用することで再敷設を避けられますし、結果として復旧も速く済みます。

苦労して敷設完了

壁から壁へ、天井を伝ってLANケーブルを敷設したら、LANケーブルが来ていない付近に敷設したLANケーブルにスイッチ(HUB)を設置し、LANケーブルを接続します。

これで、LANケーブルは設置したスイッチ(HUB)からポート数分だけ取り放題です。いつでも広帯域の有線LANを使ってくださいな、と。

でも、こういうのって、苦労して敷設する割には、ユーザの方のリアクションは薄くて、ちょっと悲しくなることが多いです。