去る2019年10月23日に、利用しているFirefox ESRのメジャーバージョンアップが動作しました。
その動作の結果、ZEROスーパーセキュリティのパスワード管理アドオンが無効になった、という現象をご報告です。
結論からいうと、ZEROスーパーセキュリティのメーカであるBitDefenderの対応待ちとなります。
Firefoxのメジャーバージョンアップ
アドオンもほとんど利用しておらず、それほど新機能が重要でない一ユーザのため、FirefoxはESRで利用しています。去年メジャーバージョンアップしたESR 60.x.0を使っていたのが、2019年7月9日リリースのESR68.0ベースが2019年10月23日にやってきました。
なんとなく見た目が変わったというのもあるのですが、一番大きな変化が
これです、「スーパーセキュリティ パスワード管理(無効)」と表記されています。
メッセージには「スーパーセキュリティパスワード管理はFirefoxでの使用が検証できないため無効化されています。」という記載が。
ZEROスーパーセキュリティのバージョンは
現状(10月23日現在)の最新であるビルド23.0.24.120となっています。(今すぐアップデートを実行しても「最新です」っていわれたので、これが最新らしい。)
いちおう、製品のアップデートには「2019/08/27 16:01」という記載があり、ウイルス対策エンジンのプロパティとしてウイルス定義ファイル:13565850と記載、エンジンバージョンには7.82666、という記載があるのも見て取れます。
再びFirefoxのアドオンの詳細画面で確認してみると、
詳細画面では
「プライベートウインドウでアドオン実行の許可拒否」という設定はあるけど、それ以外の設定項目はなし。
「許可設定」という画面では…
特に設定できそうな箇所もなく…。
Firefox ESRでもこうなっちゃいますか…、こういうのって通常版のFirefox Quantumで検証されるから大丈夫だと思っていたので、ちょっとショック。Firefoxのバージョンは68.2.0esrになっています。この組み合わせでは、スーパーセキュリティパスワード管理のアドオンは恐らく旧式扱いとなって無効化されてしまったものと考えられます。
なんか以前にもあったな…
ふと同じようなことを書いたような記憶がよみがえり、自分で自分のブログ検索
コレっぽい。
でも、今回は、ムリにアドオン有効化させず、無効のままで様子を見ます。(というかZEROスーパーセキュリティの対応待ちにします。
回避策:別のブラウザを利用する=Vivaldi
ブックマークなどをまだ完全に移行していないのですが、併用しているVivaldi環境ではこのようなこともなく、スーパーセキュリティパスワード管理アドオンはバージョンアップが動作しても停止することなく動作してくれています。
ひとまず、この環境でスーパーセキュリティパスワード管理を必要とする処理はやるようにしようと考えました。
待ってれば、その内FirefoxでもZEROスーパーセキュリティパスワード管理のアドオン使えるようになる…、んですよね?って思っています。
この時、Microsoft EdgeがChromiumベースで作り直しの真っ最中であることを思い出して、Edgeだとどうなるのかなぁ、と、ふと頭をよぎりました。
追記(2019-10-29):
Firefoxのエラーでアドオンを無効化、と表示された後で「詳細」で誘導されるページが
https://support.mozilla.org/ja/kb/live-bookmarks-migration?as=u&utm_source=inproduct
ここ。
ライブブックマークじゃないんだけどなぁ。
アドオン無効関連のヘルプページ
https://support.mozilla.org/ja/kb/add-on-signing-in-firefox?as=u&utm_source=inproduct
ここです。
ページの文末に
「未署名のアドオンを使いたい場合」という記載があって、今回該当のFirefox ESRユーザは設定でアドオン署名の強制を無効化できるよ、という記載があります。
やはり、あまりに不便なら、これも検討しないといけないのかも。
追記(2020-03-17):
何とか復旧できました。詳しくは、
こちらで。