今日はWindowsの役割と機能の追加についてちょっとした備忘録についてのご報告です。
役割と機能を追加した際に「代替ソースパス」を要求されたことはありませんか?
その対処方法です。
このメッセージが表示されたときには「代替ソースパスって何?」という状況に陥ったので、未来への備忘録のための記録です。
やろうとしたこと
Windows Server 2012 R2 で.NET Framework 3.5をインストールする必要があったので実行したのですが、インストールしようとしたところで、
図:インストール画面
このような画面になってしまいました。
これを最後まで進めてもエラーになってしまいインストールが最後まで完了しません。
メッセージの箇所をポイントしてよく見てみると、
図:代替ソースパスメッセージ画面
こんなメッセージが
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代替ソース パスを指定する必要がありますか? 1 つ以上のインストールの選択項目がインストール先サーバーにないソース ファイルです。サーバーは Windows Update、またはグループ ポリシーで指定されている場所から不足しているソース ファイルを取得しようします。このページの [代替ソース パスの指定] リンクをクリックして、ソース ファイルの有効な場所を指定することもできます。
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Windows Updateなども代替ソースパスになりえるようです。
ともあれ、.NET Frameworkインストールのために何か操作をしなきゃいけないことになります。
操作方法
「代替ソースパス」を指定しないといけない、ということはインストールソースが参照できない、ということになります。
対象のWindowsOSインストールディスクを挿入して、画面下部の「代替ソースパスの指定」をクリックします。
図:代替ソースパス指定のリンク箇所
別ウィンドウで代替ソースパスの指定画面が表示されます。
図:代替ソースパスの指定画面
この「パス」と記載された部分に、インストールメディアのドライブレターから始まる以下のパスを入力します。
例えばインストールメディアがDドライブに割り当てられていれば、
D:\sources\sxs
と指定します。こんな感じ。
図:代替ソースパスの指定
入力後OKボタンをクリックして画面を完了させ、役割と機能の追加ウィザードを完了させるとインストールに成功します。
ポイント
代替ソースパスって何?もそうなのですが、代替ソースパスとなるドライブやパスとなるディレクトリ・フォルダ名を知らないと指定ができない、という点が問題ですね。
ソースパスとしてはx:\Sourcesディレクトリ内のsxsフォルダでいいようです。
モノによってはsxsフォルダの指定が変わってくるかもしれませんね。