新しいセキュリティ対策製品を買いました。
ソースネクストのスーパーセキュリティZEROです。
一部で評判がとても悪いこのセキュリティソフト、を購入しましたので本日は使ってみた感覚をご報告します。
最初の感想としては悪くはない、です。
悪くはない、という結論だけではぼんやりしてしまいますので、少々深堀していきます。
購入に至った動機
いままで有償のセキュリティ製品はNorton Internet Security(BBセキュリティ) 、ウィルスバスター、ウィルスセキュリティZEROと使ってきています。無償の製品はもっといろいろ使っていますが。
さすがにメイン環境に導入するセキュリティ対策ソフトというわけではないので、他の有名メーカーが発売しているセキュリティ対策製品のように毎年(数年に一回)支払いが発生する製品を導入するほどではないなぁ、という温度感のなか、スーパーセキュリティZEROはWindows10のOS有効期限まで更新料なしで利用できる点を最大のメリットと考えて購入しました。
サブ環境だからもし問題が起きたとしてもどうにかリカバーできます。
あとは、いままで一回も使ったことがない製品を使うことで見識を広げる、という意味合いもあります。使わないと分からないこともある、ということですね。前からBitDefender製品が気になっていた、というのもあります。
比較
ちょいっと比較してみましょう。購入前に比較した製品です。あくまでサブ環境だからあまり高いのは買えなかったんですが。
まずパッケージ版同士でウィルスセキュリティZEROと比較です。
値段は倍ぐらい違う感じですね。ウィルスセキュリティZEROはスーパーセキュリティZEROの半額ぐらい、というイメージでいいようです。
購入していませんが、評判のカスペルスキーだとスーパーセキュリティZEROのさらに倍くらいの価格です。(しかも「カスペルスキー1年対スーパーセキュリティZERO数年」の構図です。)
カスペルスキーが複数年(例えば3年)だとさらに倍の倍になります。何度も言いますがサブ環境だからこれはちょっと…。Norton Internet Security(BBセキュリティ)も使っていることですし、これではお財布が厳しいです。
そんなお金持ちではないので、買い切りで今なら5年以上は使えるのでスーパーセキュリティZEROにした、という話の流れです。
ダウンロードからインストール
ダウンロード版を購入しましたので購入後ダウンロードページからインストーラをダウンロードして、ソースネクスト特有の(共通なのか?)インストール方法になります。
インストールは簡単なので迷うことはないと思います。「インストールする.exe」を起動してインストールします。
インストール完了後メイン画面が使えるようになります。OS再起動が必要かもです。
気になっている機能
この製品にもパスワード管理が付属しています。この前、
ThinkVantage Password ManagerかNorton ID Safeか - treedown’s Report
という記事を書きましたが、新しい選択肢が一つ増えたことになります。
あと気になる機能が「パソコンの盗難対策(遠隔操作でのロック、データ消去など)」が機能として備わっているという…AntiTheft Technologyのような機能がある、というところにちょっと興味がわいています。でもリモートワイプをテストするということはインストールしたPCのデータを全消去する、ということですから、どうやって検証しようか検討中ですね。
パスワード管理は気になったので登録して使ってみました。メイン画面の「プライバシー」から機能を使うことができます。
パスワード管理機能⇒ちょっと残念
いざ使ってみると、多少残念ポイントがありました。使い方が間違っているだけなのかもしれませんが。
Webサイトのログインはパスワード管理機能で蓄積されていき、自動ログインが実行されるようになります。これはすぐに動作するのと自動化されている点で分かりやすく使えます。
ThinkVantage Password Managerだとサイトによってはたまに反応しないことがあるのですが、(これはURLの文字列が一字一句相違していないことが動作条件だからだと思います。)これはそういうこともなく自動ログインが動作します。(おそらくドメイン部分でうまいことやっているんだと思われます。)
後は、今のPassword Managerに登録している件数と同じくらいの登録数になったときに動作がもっさりしないか、が興味ありです。今のPassword Managerでは登録件数が増えたせいか、認証時にPassword Managerの動作がもっさりしていて数秒待ちになってしまうことがあるのですね。
と、ここまでのWebサイトログオンは取り立てて不満もなく未来を期待させるような動作を見せてくれたのですが、ブラウザ以外のアプリケーション(例えばOutlook)だと、このパスワード管理機能の自動ログオンが全く働かない、ということに気づきました。
手動で登録もできるのですが、なんだか違うようで、Outlookで使っているOffice365のサインインパスワードを代打ちしてもらおうかと思ったのですが、目論見通りの動作をせず手動でパスワード入力をしなきゃいけない、という動作でした。ちゃんと使い方を会得すればいけるのかなぁ。
とりあえず直感的には使えなかったので、これは調べて後日設定し直しです。同じようにデスクトップアプリケーションで認証を要求してくるウィンドウのID/パスワード入力は自動収集の対象じゃないのかなぁ、という気もします。
メニューに「電子メール」や「アプリケーション」というそれらしきタブで画面が用意されているのですが、ちょっと要求される入力値から考えるとなんか違う、という感じになってしまいます。
図:パスワード管理⇒アプリケーション画面
ライセンスキーやアクティベーションコードの入力欄やバージョン欄などがありますね。
図:パスワード管理⇒電子メール画面
OutlookなどのMUAソフトウェアでメール設定するときの設定欄に見えます。Outlook起動時のログイン代替しそうな感じに見えない、という画面です。
自動でこの欄に収集し蓄積されていくというつもりだったのですが、どうやらちょっと違っていたようです。
せっかく購入したのでもっとあれこれやってみるようにします。