今日はPCの時間が1時間狂ってしまった、正確にはWindowsのシステム時刻が1時間ズレた、という件についてご報告します。
巷では結構話題になっていましたね。
ちょっと旬がすぎてしまった感もありますけどね。
1時間ズレるシステム時刻
PCの時間が1時間ズレている、こんな話を受けたのが朝早く。
時計は「6:13」しかしPCの時刻では「7:13」その差1時間。
え?
正しくは6:13:46、しかしPCの指す時刻は7:13となっており、1時間の差が発生しています。
とりあえず、時計のプロパティから「ntp.nict.jp」を入力して「今すぐ更新」ってやってみることにします。元々はtime.microsoft.comが設定値として入っていました。
nictに変更すると時刻が同期され正常な時刻を刻み始めました。
これ、なんだったんでしょう?
ニュースになっていた
このときは思わなかったのですが、意外と発生した対象の範囲は広範囲に拡がっていたらしく、Microsoftが「グローバルで発生した」という趣旨のことを言っているそうです。
この記事によれば、影響を受けたPCは4日未明までに自動で直っている、ということにされていますが、4日未明ってAM6:00とかAM7:00は含まないのかしら…?
とりあえず、問題の原因やこの症状が発生する条件/環境といった問題の内容は一切公開されていないため、詳しいところは分からない、というのがこのニュースの結論となっています。
こういう時ってMicrosoftではいつも最低限でも情報公開しているのにどうしたんでしょうか。
Active Directory環境で心配
Active Directory環境ではご存知のように「システムの時計がドメインコントローラと5分以上のズレを許容せず、ログインを拒否する」という有名な仕様があります。要するにActive Directoryドメイン内のシステムは全台でドメインコントローラのシステム時計と同じ時刻が刻まれている必要がある、ということで、その差5分以内が許容範囲となっています。
今回1時間ズレてしまいましたので、Active Directory環境のPCで大量発生したら結構大変なことになっていたんじゃないかといらぬ想像をしてしまいました。朝から「ログインできないんですけど!」って管理者の元に電話がジャンジャン鳴ってそう…そんな想像をしてしまいました。
でも実際それほど騒ぎになって居ないところをみると、ワークグループ環境でインターネット時刻としてtime.microsoft.comを設定してあったWindowsだけで発生した、ということなのかなぁ…と思っていたら、別の速報的なニュース
<「PCの時計が1時間ずれている」報告多数 - ITmedia NEWS>
によれば、time.microsoft.comが指定されていてもズレないWindowsもあれば、NICTの「ntp.nict.jp」が指定されていても時刻がズレた、という報告例もあるということで、"NTPサーバに何を指定しているかは関係ない"とも取れます。だとするとActive DirectoryのドメインコントローラがNTPで指定されていたとしても、時刻がズレるドメインのPCは存在していそうなものです。
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やっぱり時計って重要ですね。