もう今年も最後の12月Windows Update。
時の経つのは早い。2024年最後のWindows Updateは問題がないことを祈ります。
悪意のあるソフトウェアの削除ツール
OS共通の更新プログラムである悪意のあるソフトウェアの削除ツールは今月配信がないようです。どのOSでも検出されませんでした。
Microsoft Update Catalog<https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB890830>でも確認してみましたが、前月の更新プログラム配信の日付から動きがなかったので、12月分は提供なしという判断です。
Windows11
23H2で確認しています。そろそろ24H2も試していきたい感じはします。
- 2024-12 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 23H2 の累積更新プログラム (KB5048685)
OSの更新プログラムだけ?と思いましたが、悪意のあるソフトウェアの削除ツールがないので.NET FrameworkがないとOSの更新プログラムだけということになります。12月だから優先度が低いものはお休みなのかもしれません。
Windows10
LTSB(LTSC)以外ではサポート期限が1年を切ったWindows10 22H2で月例更新確認です。
- 2024-12 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5048652)
LTSBは
- 2024-12 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 の累積更新プログラム (KB5048671)
普段からOSの更新プログラム以外にも適用があるLTSB(LTSC)バージョンですが、他のWindows同様にOSの更新プログラムだけのようです。
サービススタック更新プログラム
SSUの更新の情報確認。
https://msrc.microsoft.com/update-guide/vulnerability/ADV990001
先月に引き続き、今月もSSUの更新はないようです。10月の日付で更新履歴が最新となっています。
この他、気になった情報
Microsoftからの情報公開(MSRC)の内容を確認してみました。
※2024 年 12 月のセキュリティ更新プログラム (月例)
https://msrc.microsoft.com/blog/2024/12/202412-security-update/
悪意のあるソフトウェア削除ツールの更新がない旨の記述とか、今回の更新に含まれる脆弱性の内容などが記載されています。
以前気になっていた、CVE-2023-24932<2024年10月に向けてCVE-2023-24932更新プログラムを調べる - treedown’s Report>の施行フェーズは2024年7月から6ヶ月以内となっていましたが、12月は動きがなかったので1月かもしれません。
気にしておこうと思います。
12月は総じてWindows Updateの動きが少ない傾向が例年ありますので、今年の12月も例外なく最小限の更新プログラム展開で終了となりそうです。