treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

※https化しました。その影響でしばらくリンク切れなどがあるかもしれませんが徐々に修正していきます。 リンク切れなどのお気づきの点がございましたらコメントなどでご指摘いただけますと助かります。

Windows8.1のサポート終了メッセージ

Windows8.1のサポート終了まで半年、Microsoftからのメッセージが届いたのでご報告です。
Windows7の時もそうでしたので、Windowsサポート終了時の恒例となりそうな感じがします。

発端

Windows8.1のPCを使うためにサインイン後に程なく、見慣れないメッセージが画面一杯に表示されていました。

「このバージョンのWindowsはサポート終了に近づいています。」
に始まり、

「2023年1月10日はMicrosoftがWindows8.1を実行するPCのセキュリティ更新プログラムと技術サポートを提供する最後の日です。私たちは今、あなたの忠誠に感謝し、あなたが次のことに備えるのを手伝うためにリーチします。」

うーん、なかなか面白いメッセージを出してくれました。"忠誠"とは。(※たぶん英語の訳の問題で、本来の日本語にすると"ご愛顧"とか"ご愛用"と表現される箇所なんだろうな、と推察。)

画面には、「サポート終了日に通知する」と「後で通知する」と「詳細情報」というボタンが表示されています。

ひとまず「詳細情報」というリンクっぽいボタンをクリックしてみました。

■End of support for Windows 7 and Windows 8.1
https://www.microsoft.com/en-us/windows/end-of-support?OCID=win8_app_omc_win


ボタンのリンクだと英語ページなのですが、URLのen-usの箇所をja-jpに書き換えれば日本語のページが表示されます。

■Windows 7 と Windows 8.1 のサポート終了
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/end-of-support?OCID=win8_app_omc_win

何をやればいいか

ひとまず、このメッセージが表示されたことですぐに何か発生するわけでもなく、特別すぐに何かしなければならないこともありません。
「Windows8.1というOSが来年の1月にサポート終了をするから早目にOSを入れ替え=PC買い換えしましょうね」とMicrosoftがわざわざ教えてくれているだけです。(たぶん)

なので、「後で通知する」とか「サポート終了日後に通知する」のどちらかをクリックして画面を閉じれば、あとはいつも通りPCを利用することが出来ます。

更新プログラム

どうやら今月(2022年7月)の更新プログラムKB5015874にこのメッセージ表示を行う更新が含まれて居た模様。

■2022 年 7 月 12 日 — KB5015874 (月次ロールアップ)

support.microsoft.com

このページに、「改善点」という箇所があって、そこにWindows8.1サポート終了(EOS)についての通知メッセージを(ダイアログボックスで)表示しますよ、という更新内容があることが記述されています。

ここの記述によれば、
「後で通知する」のクリックは35日に1回、このメッセージが表示される、
「サポート終了日後に通知する」のクリックはEOSの日(2023年1月10日)以降まで、このメッセージを表示しない、
という動きをするようです。

ダイアログボックスと言ってる表示をフルスクリーンで表示するかな…。

実体ファイルとトリガ

起動の条件を確認してみました。
Windows7の時もそうでしたが、タスクスケジューラから起動しているようです。タスクスケジューラの「Microsoft」⇒「Windows」⇒「Setup」配下に、

このように「EOSNotify.exe」を起動するタスクが登録されていました。二種類あるみたいです。
タスクスケジューラで指定されているパス<C:\Windows\System32>を確認すると、実体となる「EOSNotify.exe」ファイルが存在していることも確認出来ました。


2022年7月の更新プログラムKB5015874で<C:\Windows\System32>に「EOSNotify.exe」がインストールされて、それを起動するタスク「EOSNotify」と「EOSNotify2」がタスクスケジューラに登録される、ということのようです。