treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

※https化しました。その影響でしばらくリンク切れなどがあるかもしれませんが徐々に修正していきます。 リンク切れなどのお気づきの点がございましたらコメントなどでご指摘いただけますと助かります。

antiX Linuxを試してみる(Hyper-V環境へインストール)

気になるLinuxディストリビューションantiX Linux。
まずはHyper-Vでインストールを試してみようと思ってインストールしてみたところ、なかなかに苦戦しました。

あまり上手くいっていないような印象があるので、参考程度の内容になっています。
ちなみにHyper-VはWindows10のクライアントHyper-Vを使っています。

ライブCDからの起動

公式ページからISOのダウンロードを実行し、Hyper-Vのゲストへマウント。
起動をISOファイルから起動するように設定して無事起動。

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この画面でF2を押下し言語を「日本語」に指定します。

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次はF3からタイムゾーンを「Tokyo」に指定して

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あとは好みで、F6キーを押下して、デスクトップ環境も指定できます。

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ここまでやって、

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いざ実行。

そうすると、

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このような画面になった後で、文字が化けてしまい、何をやれば良いのか分らないまま、画面が止まってしまいました。

うーん。

言語設定を変えずにリトライ

何度かトライして、先ほどの設定のうち、F2キーで実施する言語設定をデフォルト(英語)にして

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これで再度進めたところ、

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何とか読める。Alt+F1キーで状況が確認できるらしい。早速押下。

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すると、このような画面になっており、rootでログインしてコマンドラインでインストールを進めてね、と読み取れます。なんか思っていたのと違うな…、と思いながら
# cli-installer
でインストールを進めてみることにします。

思いがけないインストール作業となる。

「 cli-installer」で進めると、パーティション切る?って質問されました。

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この画面を[y]で進めると、

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昔のfdiskのような画面でパーティションを設定するような画面が表示、以下は画面下部、

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[New]を選択して、新しくインストール先となるパーティションを作成します。

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作ったら、(画面をかなりはしょっています)

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次に、メニューの[Write]を選択して、作成したパーティションを実際のHDDに反映。

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実際に反映されたら、[/dev/sda1]が生成されたことが分りました。

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ひとまず、これで[Quit]でfdiskのような画面を抜けます。

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画面を抜けると、作成されたパーティションを(インストール先として)指定してね、という画面になるので、先ほど生成したsda1を指定します。

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指定して、Enter。次の画面でファイルシステムを指定します。

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ここでは「3)ext4」を選択しました、無難だと思う。次の画面。

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次に「dawnloading necessary files for formatting partitions(パーティションのフォーマットに必要なファイルをダウンロードする)」と表示されて、続いて、
「The installer will now destroy the data on sda1 Do you want to continue (No will abort the installation) (n/Y)」
と表示。
「インストーラーはsda1のデータを破棄しますけど、続行しますか?(いいえなら、インストールを中止します)(n/Y)」
と表示されます。当然まっさらなVHDですので構いません。[Y]で続行します。

次のステップ。

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まずは「Do you want to use a separate /home partition ?(別の/ homeパーティションを使用しますか?)」の問い。テスト用なのでパーティションは分けないので[N]にしています。

次に「Are you running antiX-net ?(antiX-netを実行していますか?)」の問い。実行していないので[N]

次の「Do you want to install some packages via cli-aptiX(cli-aptiXを介していくつかのパッケージをインストールしますか)」の問い。
これは[y]にしました。アップデートしようかなと。
そうするとおもむろにapt-getコマンドが実行され、最新のパッケージを取得してきました。158のパッケージをアップグレードするかどうか聞かれたのですが、

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思い直して、後で実行することにし、「Ignore these upgrades for now(今のところこれらのアップグレードは無視してください)」を選択して抜けることにしました。

この辺りで、「これ、絶対みんながやっているantiXのインストール手順じゃないな…。」と思いながらも、後に引き返せない状況に陥っていました。

インストール後半戦

次の画面ではGRUBインストールの問い。

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GRUB入れます?って言われているので[Y]
GRUBインストールが進みます。次に

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コンピュータ名(ホスト名)入れてね、と言われたのですが、テスト環境なので、デフォルトで進めることにします。次へ。

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次は「Do you want to set up system localistation(システムローカリゼーションを設定しますか)」の質問に[Y]、その後、Debianインストールでもあるようなシステムロケールの設定画面に、Debianのデフォルトと似た感じになるように、en_US.ISO-8859-1、en_US.UTF-8、ja_JP.EUC-JP、ja_JP.UTF-8だけが選択された状態にして設定を完了させました。
すると、画面は進み、

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キーボード選択画面、これもDebianなど他のディストリビューションでやったように、日本語キーボードを指定して画面を完了させました。
次へ。

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ソロソロインストール疲れしてきます。コンソールレイアウトを指定するかどうかの画面。
(たぶん指定しなかったような気がします。忘れちゃいました。)
次の画面。

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タイムゾーン決めますか?と聞かれたので、最初に指定したんだけどな…と思いながらも[y]を押下して指定します。
次の設定にうつり、

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「Do you want to enable/disable startup serbices(スタートアップサービスを有効/無効にしますか)」と表示されましたがよく分っていない現状では[n]にしておきます。
続いて「Is this a remastarted/snapshot install?(これはリマスター/スナップショットインストールですか?)」の問いも[N]に。
次の画面。

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ようやく終わったっぽいので、メッセージ(Reboot computer without CD to start Proguram.'reboot')に沿って、OS再起動。

起動後…

再起動すると、

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antiXが起動してきました。

と、このように、Hyper-V環境ではCUIでしかインストールできなかったというメモ。

なんか変だな…、と思って、ライブ起動のUSBを作成して、ThinkPad T60で起動したらあっさりライブ起動してインストールを開始できてしまったという。

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Hyper-Vで動作確認、なんて考えずに実機でライブ起動すれば良かったのね。