インテルHDグラフィックスを使っていると、"意図せず画面が回転する"ということがあります。
その正体はショートカットキー、というちょっとしたTIPSのご報告です。
ユーザから故障の連絡
だいぶ昔の話なのですが、なんどかあった対処の依頼のうちの一つ。
「故障だぁ~!画面が逆向きになったまま、戻らなくなった。」
なんて駆け込んでくるユーザの方。
貸与されたThinkPadを小脇に抱えて持ってきたThinkPad。
そのThinkPadは画面の表示が真っ逆さまになった状態となっていました。
「これ、故障ですよね?新しいPCを出してください。今すぐ。」
あー、そうですか、まぁそう思っちゃいますよね…。
しかし、これはもうすでに何度か対処済の話。ササッとショートカットキーで対処は完了。
さっきまで大騒ぎしていたユーザの方、途端に冷静に。
「ん?故障じゃないってことですか?いま何やったんですか?」
えーっと…、キーボード操作しただけなんですけど。
画面が回転するショートカットキーがある。
インテルHDグラフィックスが搭載されているPCでは、標準で画面を回転させるショートカットキーがあって混乱することがある(らしい)、ということがあります。
そのショートカットキーは「Ctrl+Alt+矢印キー」です。
- Ctrl+Alt+↑(上矢印):正位置に戻す(標準状態)
- Ctrl+Alt+→(右矢印):右へ90度倒す
- Ctrl+Alt+←(左矢印):左へ90度倒す
- Ctrl+Alt+↓(下矢印):ひっくり返す(上下反転)
右や左はあまり使わないと思いますけど、以前、ノートPCを縦置きにして操作してみたことがあります。
文中の「縦の解像度が「どうしても」欲しい時」という箇所の記述と写真です。こういう使い方のときには役に立つのかも。(あんまりやらないか)
その指定の画面は
インテルHDグラフィックスのプロパティ画面を開くと、オプション設定の画面にそのショートカットキーが指定されていることが分かります。
「0度に回転する」というショートカットキーが正位置に戻すショートカットキーって覚えておけばいいのかも。
件のユーザの方へはこのショートカットキーを解説して対処完了。