今日は多少門外漢の業界であるタクシーについて、一利用者として思ったことをご報告します。
タクシーお使いでしょうか?
タクシーで移動しなきゃいけない時
ビジネスマンにとっては時間の都合でタクシーをどうしても使わざるを得ないときってあります。
極力使わなくてもいいように歩いたりバス・電車で間に合うようにするものですが、やはり小回りの利くタクシーは便利です。
駅から目的地までの時間がない場合、
会社から目的地まで歩いてor電車やバスで運びきれない荷物がある場合、
やはり、タクシーという交通の便に頼らざるを得ません。便利です。
しかしいざ乗車すると
いざ藁にもすがる思いで捕まえたタクシーで、芳しくない状況に陥ることがあります。
「○○町の○○交差点まで、お願いします。」
「それ、どこですか?」
うーん…
「住所は○○町の○丁目○番○号です。」
「住所言われても分かりません。」
うーんうーん…、
「カーナビに住所を入れてくれれば…。」
(喰い気味に)「これ使えないんですよ。」
降ろされてしまうことになりました。
せっかくGPSの技術がふんだんに使われた高級なカーナビを搭載しているのですから、テクノロジを使った方がいいと思うのですが、一利用者が考えるほどに現実はそれほど単純ではないようです。
何か深い理由でもあるんですかね…?
降車時に
降車時にも芳しくない状況があることも。
これだけ電子マネーが普及した日本、Apple社ですらその存在を認め、自社製品であるiPhoneでSuicaといった電子マネーが使えるようになりました。
だからといって、安心できません。
それは降車時…
「○○円になります。」
「Suicaで払います。」
(怪訝な表情で)「現金持ってないの?」
いや、あるにはあるんですけどね。Suicaで払った方が小銭が出ないから便利じゃないですか。なので、
「"Suica使えます"ってシール貼ってありますよ。」
って言って、だからSuicaで払わせて、とアピールすると、
「使い方が分からないから現金で払ってもらわないと困る。」
と言われます。そんなぁ~。
これ、クレジットカード使えます、という表示がタクシー車内に掲示されていても、「クレジットカードは使えません。」って支払いの時に言われることがあります。
支払う側からすると便利なのですが、必ずしも使える支払い方法じゃない(裁量で使えないこともある)、というところがなんとも油断なりません。
交通費は全部Suicaで支払いできると便利なんだけどなぁ…って思います。
どうやら理由は機器の使い方
支払いを電子マネーやクレジットカードで処理しようとすると「機器が使えない」という理由で断られるらしいんですね。
もちろんSuicaで快く処理してくれるタクシーもありますから、すべてのタクシーがそうだというわけではないのですが、稀に出会う「新しいものを拒否するスタンス」で多少印象が悪くなる感じです。
つまり現金以外の新しい決済方法を利用客に提供するためには、ユーザとなるタクシー運転手さんがその機器を使えないとその条件が満たせない、ということになります。ユーザとなるタクシー運転手さんがおしなべて皆カーナビや電子マネーによる決済が使える状態になっていないと、最終的に利便を得る利用客まで利便性の恩恵が回ってこない、という構図なのかもしれません。
システムを供給する側としては、耳の痛い話ですね。
自分事として気を付けます。