treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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Skylake搭載PCのWin7サポート早期終了を撤回

今日はWindows7のサポート終了・サポート期限に関するご報告です。
以前ちらとご紹介したSkylake搭載PCでのサポート方針がみたび変更になったという内容のご報告です。

以前までのサポート方針は…

以前にこんな記事の中で

blog.treedown.net


こう書いたことがあります。

"特にSkylake搭載PCでのサポートポリシー変更は最初の発表では2017年7月、とVistaの延長サポートフェーズ終了とほぼ同じような時期にWindows7のサポートを(Skylake搭載PCだけ)打ち切る、というトンデモナイ発表をしたのち、いつものように2018年3月に延長し譲歩、さらに延長し2018年7月までの一年延長で再譲歩、ちょっと迷走気味です。
※注:この迷走はSkylake搭載PCだけの話です。旧プロセッサ搭載PCのWindows7は従来のサポート期限である2020年1月まで延長サポートフェーズが存在します。"

要するにですね、2016年1月に、唐突に「来年で最新CPUで使っているWindows 7のサポートは終了にするから。」ってMicrosoftが言ってきた、というのが発端です。これを聞いた時はなんて乱暴なことすんだろうな…、と思っていました。今のところ最新CPUのWindows7という環境は持っていませんでしたので個人的に直撃はしていないのですが、これを聞いたときなんだかなぁ、どうなんだろうなぁ、と思ったもんです。

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Windows7そのものへのこだわり、というよりは既存のWindows7をOSとしてPCでしか動作しないユーティリティが使える環境、というところに愛着というか使いやすさを感じているところがあって、2020年まではこのまま使いたいなあ、と思っていたフシが自分にはあります。もちろん最新CPUではない環境ですから、このサポート終了の発表の影響は受けないわけですが、疑心がわく、というのは払拭できないなぁ、と感じています。

話が変わる

私が横暴だと感じたことに、反発するユーザが多かったようです。そりゃそうだ、とは思いますがMicrosoftでは想定外だったんでしょうか。内部の事情にも多少興味はありますが、とかくサポート期間を2016年7月⇒2017年7月と一年は延長する、という撤回をしたのが今年の春先、2月か4月くらいの話です。

どうやら、このサポート期限短縮の施策、お盆休みでのんびりしている間にMicrosoftから撤回の意思表示と決定がくだされていたようです。
■Windows のチップに関するサポートポリシーの更新
https://blogs.windows.com/japan/2016/08/11/updates-to-silicon-support-policy-for-windows/

これによって

無事Windows7はどれでも2020年まで使えるようになったみたいです。
よかったよかった。買う時にCPUがどうとか注意しなくていいですね。
元々のサポート期限であるWindows7は2020年まで、という流れをそのまま引き継ぐことになった、ということになりますが、Windows10の無償アップグレードが終わったとたんに「やっぱWindows7のサポート期限、2020年までにするわ」って言われると、「なんか別の意図あったんじゃないっすか?」って邪推してしまうのは一ユーザの心境です。

個人的に一番の心配事は、「もうMicrosoftに振り回されるのは御免だ!」と怒ったユーザがPCを捨ててタブレットやスマートフォンを業務の中心に持ってくることです。PC離れ、とか言われている昨今でMicrosoftが迷走すればするほど「やってられない。」となったユーザ側でPCを使わないことによってMicrosoft製品を使わないようになってくる、と言う可能性があるような気がします。そうなると、個人的には飯の食い上げに繋がってくるので困っちゃうんです。

スマートフォンやタブレットで業務、ってのはちょっとしんどいです。
Microsoftさんにはがんばってもらいたいところです。