ユーザから調子悪いPCを預かってきまして、OS再インストールからWindowsUpdateまでの作業をご報告です。
対象のdynabookはOSの調子が悪い、Officeの調子が悪い、ハードウェアの調子が悪い、とスリーアウトチェンジを食らってしまいました。
昨日<Officeのアップデートだけ失敗する(未解決) - treedown’s Report>対処をあきらめてPCの続きです。
対象dynabook
この記事でdynabookと表記しているのはdynabook R631/28Dを指しています。
このPCの初期セットアップの履歴です。
OS再インストール
ハードウェアの調子が悪い、と言うのはさておきまして、OS再インストールを実施することになりました。
なにしろ、何の所為か分からない原因不明な誤動作が二・三点ほど発生しています。
それならOSの再インストールできれいに環境を作り直した方がいい、ということで話がまとまりました。
同時にOfficeも再インストールすることになりますので、Officeの調子がわるい、という点も解消できるという目論見です。
ここまでやって、それでも調子悪いところがあればハードウェア故障に起因する調子の悪さが考えられる、と切り分けができるってもんです。
まずは…
まずは預かったPCでイメージバックアップを作成することにします。
後で、「あ、あのデータ取り忘れていたんですが。」とか「あ、データが足りなんですが、どこに保管していますか?」と言われると困ります。まさか「消しました」っていうわけにもいきません。変に誤解を招くことになります。
取り出したるはAcronis True Image WD Edition。
これをCDブートで手持ちの外付けHDD(中身はWD製のディスク)を接続し、バックアップを取得します。
とりあえず現在の状態をバックアップしてイメージファイルで保管しておけば、いざとなればイメージファイルからデータを取り出すことも可能、という万が一の備えです。いらないようなら、バックアップしておいたデータを削除してしまえば済む話です。
これで128GBのSSDであるdynabookのバックアップをUSB3.0の外付けHDDに保管するように仕掛けて一時間から二時間程度の掛かりましたがバックアップの取得は完了しました。
リカバリディスクを作成する
次いでリカバリディスクを作成しておきます。
このPCは最近では一般的なSSD(HDD)からのリカバリをベースにしていますので、付属品にDVDのリカバリディスクは付属していません。
ですが、リカバリ中に問題発生などで手も足も出なくなるという事態を避けたいので念のためリカバリDVDを作成して、外部記憶媒体からのリカバリができるようにしておくことにします。
リカバリは「リカバリメディア作成ツール」を実行して表示される画面に沿ってDVDを焼いていきます。
図2:リカバリメディア作成中
4.7GBのDVDメディアであればDVD4枚が必要なようです。8GBのDVDならもうちょっと枚数が少なくて済むみたいですね。手持ちにないから今回は4.7GBメディアで作成です。
リカバリ実行
いざ作成したリカバリメディアでリカバリを実行します。リカバリメディアの動作テストも兼ねています。
リカバリを実行すればWindowsOS(ここではWindows7)が起動してきます。
いらないソフトウェア削除
ユーザにとって不要なソフトウェアは削除してしまいます。
DigiBookBrowser(フォトブックやフォトムービーを発注しないから)
dynabookランチャー用バナー(バナーはいらないっす)
iフィルター(体験版なので消去)
JAVA6 Update20(JAVAを利用しないので削除)
LoiLoScope2(30日体験版なので)
Sempre(動画やネットショッピングを一括管理はしないので)
Yahooツールバー(ツールバー関連は不要)
Yahooツールバー(64bit)(同上)
ウィルスバスター2011クラウド(他のソフトを利用するので)
ぱらちゃんV2.3(かわいいけどゴメンね。)
東芝プレイスガジェット(デスクトップでCMを見ないので)
東芝プレイスガジェット用ライブラリ(同上)
Windows Update
以前の記事<(2/2)Windows Update前にRollup Package~インストール編 - treedown’s Report>を参考にして、ロールアップパッケージの前提KBKB3020369と本命KB3125574をインストールしていきます。
これで200個以上のアップデートKBファイルが70個に減る、と言う目論見です。
ロールアップパッケージ万歳。
WindowsUpdate前にInternetExplorerを11にアップしておきます。(リカバリ直後は8か9なのでオフラインパッケージで11にアップしておく)
InternetExplorer11にしておけば、「更新プログラムを確認しています...」で確認するプロセスが一つ少なくなるんじゃないか、という期待を込めて、手動アップデートです。
更新の確認スタート
数時間程度かかってようやく検出完了です。
ロールアップパッケージ適用してもやはり一番最初のWindowsUpdateの検出には時間が掛かるんですね。
何度か再起動するうちにWindowsUpdateの適用は完了しました。
あとは必要なアプリケーションの個別インストールに入ります。