前回まででPasswordManager三部作のごとき記事の展開になってしまいましたが、今日は別のパスワードマネージャである「ノートンIDセーフ(Norton Identity Safe password、別名Norton ID Safe)の話を一件ご紹介です。
簡単に言えばこれも(気づかないうちに)Firefoxで使えなくなった一つのパスワード管理アプリケーションです。
この前のPasswordManagerから続きます。
まずは簡単に説明
■ノートン ID セーフのインストール
https://support.norton.com/sp/ja/jp/home/current/solutions/v89757948_identity_safe_standalone_1_ja_jp
■ダウンロードページ
https://identitysafe.norton.com/
※このWeb ページで、[今すぐダウンロード (無料)]をクリックします。
インストール方法などは解説するまでもないので割愛します。
これ、何が便利かといいますと、PCで利用している認証情報をスマホで利用するときにノートンオンラインIDを利用して同期しておけば同じ認証情報を(個別にサイトごとにパスワード手打ちの必要なく)シングルサイオンのように使うことができるのです。
PCでは「ノートン ID セーフクライアント」、スマホでは「ノートン ID セーフアプリ」を使って認証情報を記憶させておくと、あらかじめ用意してあった「クラウド ID セーフデータベース(※Nortonのクラウド内)」にID/パスワードを保存してくれます。
ここまでは結構よくあるサービスなのですが、NortonIDセーフはこれらが無料で使えるところが他より優位な点です。他社ですと、「5IDまで無料、それ以上は有料」とか「サービスの利用には月額●百円」とかが多い中、Norton IDセーフは無料なのです。便利ですね。
※ここでは、クラウドに自身のID/パスワードを送信して預けることについての是非やセキュリティ的な部分は考えないようにします。実際にはクラウド上にID/パスワードを預ける場合にはそれ相応のリスクはあるということはご認識くださいね。
使えなくなった私の環境では
私の環境ではNorton Internet Security(BBセキュリティですが)を使っているのでこのIDセーフが包括されています。
インストールされた状態(正確にはアドオンが有効化された状態)でブラウザを起動するとアドレスバー下にNorton Toolbarが表示されるようになります。
図:Norton Toolbar(IEの場合)
Toolbarメニューを開くとツールバーオプションで「Norton Safe Share」が有効化されている状態が確認できます。
図:ツールバーオプションを開いた画面
ですが(知らないうちに)Firefoxで開くとIDセーフが利用できない状態になっていました。ツールバーにも表示されません。
図:Firefoxでツールバーを開く
ツールバーにIDセーフデータベースの表記がなくて…
図:ツールバーオプションの画面
「Norton Safe Share」の表記がありません。
いつの間にかFirefoxではNorton ID セーフが利用できなくなっていたようです。
前回の記事ではPasswordManagerのアドオンが無効化された内容のご報告でしたが、時を同じくしてNorton ID Safeも無効化されたようで、知らぬ間に使えなくなっていました。
正確にはFirefox43(現行バージョン)では使えない、という話のようです。
おそらくFirefox ESR(38.5ベース)でなら利用できるんだろうと思われますが、Firefox ESRでNortonをインストールしている環境がない、ということから検証するすべがない、という状況です。
詳しくはこちら
■ノートン ツールバー、ノートン ID セーフと Mozilla Firefox との互換性
https://support.norton.com/sp/ja/jp/home/current/solutions/v115161915_EndUserProfile_ja_jp
ここに
「Mozilla の大幅な技術的変更により、同等に安全なツールバーを提供するには新しい設計と実装が必要になります。 」
とあります。今作り直しているところのようですね。
末尾に「お使いのログイン情報を確認したり、ユーザー名とパスワードをコピーして貼り付けることができます。また、住所情報やウォレット情報にアクセスできます。」
コピペはできるから、どうにか耐えてくれ、と思しき記述があります。また
「ノートン ツールバーとノートン ID セーフが対応する Microsoft Internet Explorer や Google Chrome などの別のブラウザの使用も可能です。」
別のブラウザ使っといて、とおぼしき記述もあります。
実際にコピペで使うにはIDセーフの画面を起動して、以下の画面まで開いたのち
図:IDセーフ画面
ここでクリップボードにコピーです。
この画面に行きつくには、
- Norton Internet Security画面を開く
- 画面から「個人情報」をクリックして選択する
- 個人情報画面内にあるIDセーフアイコンをクリックする
- IDセーフ画面が開くので欲しい認証情報をコピー(前出図:IDセーフ画面)
いや、これはさすがに無理だわ。
Symantec Nortonさん、新しい設計と実装をお待ちしています。
関連記事:FirefoxESRに入れ替えてノートンIDセーフを使う方法