treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

※https化しました。その影響でしばらくリンク切れなどがあるかもしれませんが徐々に修正していきます。 リンク切れなどのお気づきの点がございましたらコメントなどでご指摘いただけますと助かります。

Windows8.1ブルースクリーン

このようなブルースクリーンが出ましたのでご報告します。
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SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION
STOP: 0x0000003b
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以前の対処(Password Managerが起動しない)で「Intel HD Graphics 3000」(インテル HD グラフィックス・ドライバー)がWindows Update によりバージョン「9.17.10.4229」にアップデートされたため、UEFIBIOS)でOptimusテクノロジーを無効化していました。

しばらくは問題がなかったのですが、上記のようなブルースクリーンのエラーが発生してしまいました。
この組み合わせではグラフィック関係を疑うのが多数派のようです。

さっそく確認してみます。
デバイス名:Intel HD Graphics 3000についてメーカーサポートサイトでドライババージョンを確認してみます。
Intel HD Graphics Driver」が該当のドライバで、ドライババージョンはWindows 8(8.1) 64bitEdition用は「9.17.10.2843」でした。

現在はWindows Updateによってバージョン「9.17.10.4229」にアップデートされているので、メーカーサポートのバージョンより進んでしまっている状態です。これを「9.17.10.2843」に戻せば以前のようにブルースクリーンが発生しない状態に戻ることを期待して作業を実施します。

対象のThinkPad T420sはOptimusテクノロジー搭載なのでディスプレイアダプタが2つ搭載されている状況です。
ならば、NVIDIA NVS 4200Mで起動すればIntel HD Graphics 3000を削除する作業がディスプレイ表示に影響しないかなぁと思い、BIOS(UEFI)から[Discrete Graphics]を選択しPCを起動しました。
さて作業をしようとデバイスマネージャを開くと、
ディスプレイアダプタにはNVIDIA NVS 4200Mしか表示されていません。
あぁ、そうか。[Discrete Graphics]を選択するとOSからもNVIDIA NVS 4200Mしか見えなくなるんだった、と思い出し、BIOS(UEFI)から再度[NVIDIA Optimus]を選択して再起動しました。
これなら、デバイスマネージャの表示はIntel HD Graphics 3000とNVIDIA NVS 4200Mの両方が表示されます。この状態でIntel HD Graphics 3000を消せばNVIDIA NVS 4200Mに処理が切り替わることを期待してIntel HD Graphics 3000のドライバをデバイスマネージャのプロパティ画面から削除実行しました。(プロパティ⇒ドライバタブ⇒削除ボタンクリック)

閑話休題----------------------------------------------
ここではドライバを削除していますが、デバイスマネージャからプロパティ⇒ドライバタブ画面を選択し表示される画面で「ドライバーを元に戻す」ボタンをクリックしてWindows内に保管されている前バージョンのドライバに戻すことも可能です。(何回か使っていますが、これでもうまくドライババージョンをダウンできています。)
ただ、どこに保管されているのか知りませんが(システムの復元データかな?)ボタンが押せないこともあります。ボタンが押せない場合には以前のバージョンのドライバをWindows上でバックアップしていないので、今回のように削除ボタンをクリックしていったんドライバがない状態で、メーカーサイトからダウンロードしたドライバを適用することになります。
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削除を実行すると、処理待ちの砂時計になりました。
がこれが遅い。マウスカーソルが戻ってくるまで10分くらい掛かりました。
ここまで遅いと「なんか悪いことしちゃったのか?」と不安になってきます。
処理が戻ってきても、画面の描画がちょっとおかしいようで、デスクトップ上のアイコンが反応しないとかタスクバーで反応しないとか、GUIしか使えないと困った状況になるような動作です。
落ち着いて、Windowsキー+「R」でファイル名を指定して実行を起動し、「cmd」と入力、コマンドプロンプトを起動します。
コマンドプロンプトから「shutdown -r -t 0」を入力し、再起動実行です。ちなみにシャットダウンしたい場合は「shutdown -s -t 0」です。

Windowsが起動してきます。まあ表示がおかしくてもNVIDIA NVS 4200Mは手つかずで無事なはずですから、なんかあったら[Discrete Graphics]固定でWindows起動すれば表示されるはずですし。
ほどなくしてWindowsが起動しました。
グラフィックドライバの削除から再インストールはWindowsXPの初期のPC以来やってなかったので久々にVGA解像度の表示をみました。以前は640×480の16色だったのですが、最近はそれよりきれいに見えます。ちゃんと数値は見てないですが。

再起動後ログオンしてから、メーカーからダウンロードしたIntel ディスプレイ ドライバー(ファイル名83d801wj.exe)を実行してインストールしようと思いエクスプローラを開いていたら、画面の解像度が一瞬変わって、以前の正常解像度で表示されました。
あれ?と思ってデバイスマネージャを確認するとデバイスマネージャの表示はIntel HD Graphics 3000とNVIDIA NVS 4200Mの両方が表示されています。Intel HD Graphics 3000のプロパティからドライババージョンを確認すると、「9.17.10.2843」と表記されていました。
以前インストールした残存ドライバが自動適用されたのでしょうか?(もしくはWindows8.1のインボックスドライバが適用されてのでしょうか?
どちらかちょっと不明なところではありますが、とりあえずドライババージョンを下げる(デグレ)には成功していますのでこれでいったん対処を完了し経過観察をします。

いったんBIOS(UEFI)から[NVIDIA Optimus]を再度選択し、問題があったThinkVantage関連のツールを動作確認しました。

  • SystemUpdate:動作OK
  • 省電力マネージャ:動作OK
  • PasswordManager:動作OK

以前のように無言で動作が停止したりエラーで動作が停止する、というようなことはなくなっていますので、動作確認もOKとしました。

後日----------------------------------------------
この記事を書くために再度ドライババージョンを確認すると「9.17.10.3347」と表記されていました。
なぜ番号が上がったのかは不明です。もしくは勘違いで下がったドライババージョンが「9.17.10.3347」だったのかもしれませんが記憶にありません。すいません。
バージョン表記が変わったのだとすると、イベントログやドライバのインストールイベント、、WindowsUpdateの更新履歴を確認してもIntel HD Graphics 3000は更新された形跡はないため原因は不明です。
ひとまずこの状態で1週間程度エラーもなく稼働しています。
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少々最後が締まらない結果となってしまいました。

問題が発生したら、次はドライバを完全消去した状況で再度メーカーダウンロードしたドライバのインストールを試してみようと思います。