treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

集団は、上位2割、中間6割、下位2割?

4月は、新しいシーズンの始まり、新入社員も街に溢れます。
新入社員の時期ということで、新入社員だったころに先輩社員からいただいた話をご報告します。

新入社員研修中に言われたこと、その1弾です。
思い出しつつ書いているので、一部実際と異なります。

先輩社員の話

それは新入社員研修の時、当時の研修では終礼というものがあって、一日の研修の最後に先輩社員から社会人としての心構えとか新入社員として気を付けたい話などが不定期に提供されていました。

その中の一つ、ある日の話。

「会社では上位が2割、中間が6割、下位が2割、と一般的に言われています。
我々は顧客先で仕事をする事業ですので、せめて中間の6割であるように努めていただきたい。」

そういって先輩社員はホワイトボードに簡単な図を描きました。

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「全体のうち、優秀な上位の社員が2割、何も言わなくてもどんどん成長していく優秀な社員、ここに入れるのなら何もいう事はない、というところ」

全体の上方にある三角形を指さしてこう解説、次いでその下の四角を指さして、

「全体の大多数の人数を占めているのが、この中間層、です。可もなく不可もなく、ただ、粛々と日々の業務にあたります。もうちょっとで優秀に上がれそうな上位の人材もいますし、ちょっと油断すると下位グループの仲間入りとなってしまうくらいの人材もいます。」

そう説明したあと、ちょっと苦笑いを見せた先輩社員、本題とばかり下位グループの箇所を指さして、説明を続けました。

「そして、下位…、ここはもう"電気ショックを与えられるような出来事"でも起きない限り、変わらない、変わりようがない、という層。現実にこういう層も2割は必ず存在します。」

先輩社員は言葉を続けた。

「この下位2割だけには何としても入らないよう、がんばってもらいたい、と我々は思っています。」

ホワイトボードの下位2割の位置をホワイトボードマーカーで、トントン、と示しながら、表情が曇っていく先輩社員。

「ただね…、この法則は難しいところがあって、"自動的にこの割合に調整されてしまう"という側面があるんですね。
つまり上位2割がいなくなれば中間6割から上位2割が補完され、下位2割がいなくなると中間6割から下位2割に脱落していく、結局のところ組織のような集団では最終的にこの割合に落ち着く、という傾向があって…。」

「できれば下位2割が極力少なくなるよう一人一人が自覚を持って、日々の努力をお願いしたいですね。」

当時の評価で中間6割に入っていた(※のちにそう言われた)私は、なるほどと思い、下位2割に属さないよう、この話を聞きながら自分に言い聞かせていました。
※のちにこの先輩社員との会話で、「中間6割だよ、その他大勢の一員だったよね。」と言われていたので、下位2割にも上位2割にも入っていないことが分かった。

自分がどこにいるか

自分がどの位置に属しているか、という点は自分では分かりにくいものです。
それは相対評価によって「○○さんは上位(下位)2割に属している」とか「○○さんは中間6割側の人」とか決定づけられる傾向があるから、というのがその理由です。
つまり、上記の"下位2割に入らないために"必要なことは、"周囲の相対評価を下げないようにする"という努力が必要な側面がある、ということに、この数年後気づくことになりますが、この時はまだ何となくの認識しかありませんでした。

よって、ハイレベルな環境に入ってしまうと、必然的に平均レベルは下位2割になってしまいますし、低レベルな環境に入ってしまうと平均レベルでも上位2割に入ってしまう、ということもあります。周囲の環境も大事、ということですね。

必ずしも"上位2割だから幸せとは限らない"、という点も気にしておきたいところです。幸せの尺度は人それぞれですからね。

自分が上位2割にいれば、その上位を堅持するための努力、
中間6割にいれば、上位2割に上昇するための努力、
あるいは、中間6割から下位2割に転落しないための努力、

組織に所属していると、こういった努力も求められる場面があります。