treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

※https化しました。その影響でしばらくリンク切れなどがあるかもしれませんが徐々に修正していきます。 リンク切れなどのお気づきの点がございましたらコメントなどでご指摘いただけますと助かります。

2018年にThinkPad X31と出会う

2018年になって、今更感がかなり漂う内容ですが、ThinkPad X31との出会いがあり、OSインストールと設定を実施しましたのでご報告です。
かれこれもう、15年も前の機種なんですね。(しみじみ)

ThinkPad X31:2672-BBJ

ThinkPad X31(モデル番号:2672-BBJ)、IBMより2003年3月に世に出、2007年12月31日、その役目を終えたかのように保守活動の終了を迎えました。
その時はまだWindows 2000とXPが併売されていた時期ですが、徐々にWindows XPが世に浸透してきていた時期でもあります。のちにこのWindows XPがMicrosoftにも御しきれないくらいに拡大していくとはこの時は誰も知りませんでしたね。

有線LANも100Base-TXとGigabit Ethernetが当たり前の現代では遅さを感じるような規格です。X31は最上位モデルの2672-JHJならギガイーサなのですが、その他のモデルは100Mbpsです。
さらに無線LANが徐々に内蔵され始めた時期でもあります。
内蔵無線LANは802.11bのみという、現代では全く使われなくなった「bのみ」という内蔵無線LAN、このPCの数年後に世の中では802.11gが普及しスタンダートになっていきました。
CPUもPentium M 1.3GHzと現代ではWindows 8以降がインストールできない、Linuxでもnon-PAE対応のOSじゃないとインストールできない、となかなかに制限の多いわけです。
ただ、X31はX30と違ってUSBが1.1から2.0に対応した初の機種、USB2.0で周辺機器が使えるのは救いです。

出会い

少し前の話になりますが、知人を経由して程度のよさげなThinkPad X31は要らないか?という打診を受けて見てみた結果、特に故障もなく使える状態のThinkPad X31との出会いがありました。

f:id:treedown:20180224175039p:plain
さすがに15年間使われてきたThinkPad X31ですので、天板はそれなりの傷やコーティング剥がれなどがありましたが、劣化したときに発生する特有のベタツキなどはなくイイ感じです。
液晶画面の右下にX31で有名な、液晶ベゼルのヒビ/割れが見えましたが、ある程度使い込まれたX31はどれも液晶ベゼルの右下はヒビなり割れなりが発生する(らしい)ので、この辺はそれほど問題なし。

重量は手に持つとズッシリ来ますが、概ね1.6kgくらいのボディ、クラシックThinkPadは堅牢性がウリゆえの重さがあります。
既に保有していたX40と違ってPATA(IDE)の2.5インチドライブを使用している点は内蔵ストレージの選択肢を広げてくれます。

さっそく天板を開いて見ました。

f:id:treedown:20180224175102p:plain
普段からThinkPad T420sやX60s、たまにX40を使っている身としては、このキーボードはなんの違和感もなくタイプすることが可能で、かつ懐古趣味を満たしてくれるという、なかなかに魅力的でした。
感覚的なものですが、やっぱ7列キーボードに慣れたは自分としては魅力的です。

blog.treedown.net

実は、昔、会社で使っていたThinkPadのうち、一番最初に会社で使ったThinkPadがX31でした。その頃のOSはWindows 2000でしたが。
なつかしさを味わいつつ、キーボードをちょっと操作してみると…

「ん、なんか心地よい重さ。」

最近はキータッチが軽めのキーボードが多い中で、昔ながらのグッと押し込む"キー押してます"という感触が指に伝わってくるような重さ。X60以降はどんどんキーボードのキーが軽くなったような記憶がありますが、このX31くらいまでの機種はキーボードのキーが硬めの感触を指先に返してくれます。

"思い出すなぁ"

なんとなくこのX31を使って仕事していた時期を思い出していました。この機種を使っていた時代は、まだまだ若手でした。よく上から怒られていたようなこともありました。

なんかThinkPadで昔の思い出を思い出してくるなんて、ちょっぴりセンチな気分です。

その時、即決で譲渡(有償)を依頼している自分がいました。